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まっこリ〜ナのカフェボンボン
大の本好き&現役編集者の「まっこり〜ナ」さんが、Hon-Cafeで、特別連載をしてくださることになりました! 開くと幸せな気持ちになれる、ラブパワーあふれる本を、Cafeのメニューになぞらえて毎月セレクトしてくださいますよー。更新は毎月第3火曜日。どうぞお見逃しなく!
新緑の季節を地元のカフェで

自宅の近所に新しくカフェができました。今まで入りやすいコーヒー店が近くになかったので、待ってましたとばかり寄り道しています。青山あたりのお洒落なカフェとは違って、緑に囲まれた郊外のカフェものんびりムードでなかなかいいもんです。ある日、外の席でくつろいでいたら、テニスボールが天からバウンドしながらふってきてもうびっくり。建物の屋上にテニスコートがあったんですね。都会では考えられない出来事です。

それにしてもこんなにもカフェが身近ではなかった頃は、いったいどうしていたんだか思い出せないくらいです。地元のちょっと辺鄙な場所にあったおとなっぽいコーヒー店のことを思い出しました。窓から多摩川が見えるそのお店、長らくご無沙汰しているで、今度行ってみようと思います。

さてさて、今月の月替わりメニューは、ココナッツ・カプチーノ。深煎りのコーヒーにココナッツエッセンス、泡あわのミルク。ホイップクリームを浮かべて、その上に煎ったココナッツを散らして。コクのあるコーヒーの苦味とミルクのような無邪気さ。どんなときも、透明で柔らかい眼差しで書かれた本をご紹介します。

まっこリ〜ナイメージ
まっこリ〜ナ Profile

編集者。出版社勤務を経て現在フリーランス。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。趣味は草花園芸、透明な海でのスノーケリング、ヨガ。夢は沖縄に移住してマンゴーの木を植えて暮らすこと。
今月は……「柔らかく無垢な眼差し。香り高いココナッツ・カプチーノのような本」


価格:¥2,100
美しくかっこいいおとなの自伝は、気さくで無邪気

ちいさな星通信
著者:奈良 美智 / 出版社:ロッキング・オン


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奈良美智さんが描く子供の絵を初めて目にしたとき、その憎ったらしいやんちゃな表情をかわいい!と思う気持ちと、胸にズキンとくるショックの両方を感じました。こんなにも心を捉える絵は、奈良さんの中にどんなふうに生まれてきたのだろう? 写真で見る奈良さんは二枚目でシャイな感じです。なんだか憧れちゃうなあと常々思っていたので、自伝ときいてまっ先に手にとりました。

高校生までを過ごした青森での日々、美大生となった東京での暮らし。ヨーロッパへの初めての一人旅。『地球の歩き方』一冊を手に3か月かけてヨーロッパ中を巡った旅の中で、自分の進む道というものが見えてきて、その後のドイツ留学へと道が開けていく。日本にいても外国にいても、自分の絵を描きたいという確固たる気持ちを、どんなときも継続させていく力に満ちている。でも、そのことを大げさに言ったりはしない。だから、留学先でもみんなから好かれちゃう。かけがえのない友人となっていく人達との出会いやつき合いかたにも、奈良さんの率直な人柄がよく出ています。それを知ることで、絵の根っこの部分にちょっとだけ触れることができた気がして、納得です。

小学校への記憶地図、住んでいた部屋の間取りなんかが散りばめてあって、想像力があっちに飛んだりこっちに飛んだり。もっともっと読んでいたいなあと思いつつ、本を閉じました。もちろん、絵も写真も満載、ポスターもついてます!


価格:¥1,600
魔法のように楽し気なアーティストの隠れ家

La-bas, Papillon ラバパピヨン My Favorite Garden&Interior in Paris アーティストの庭から
著者:chiharu / 出版社:講談社


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ぼんやり眺めると癒されて、しっかりページをめくるとやる気が湧いてくる。ここでいう「やる気」とは、自分の家の庭やインテリアを、もっともっと楽しくユニークにしたい!という強い気持ちです。

テレビやCMでお馴染みのchiharuさんが、パリのアーティストのお宅を訪れて、キッチンや子供部屋、ベランダや庭、納屋までも見せてもらう、それはそれは楽しい写真集のような一冊です。クラフト作家や絵本作家の家は、古い洋館、集合住宅と形は様々なのですが、いずれもカラフルなインテリアが共通点。ビビッドなピンクや赤の家具、色とりどりの作品に溢れてる。

chiharuさんが取材を通してインスパイアされたことを、ご自宅のリフォームにさっそく反映させる展開が地に足がついている感じですごくいい。憧れを形にすることの喜び。その道筋を一緒にたどれるのがいちばん嬉しいところです。
・カフェオレな本  「カフェオレな本」一覧へ >>


価格:
¥1,050
タフな生命力と幸福感に満ちたエッセイ集

バナタイム
著者:よしもと ばなな / 出版社:マガジンハウス


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子供の頃、家族でよく海に出かけました。泳ぎがとても達者な母が、沖へ沖へとぐんぐん泳いでいってしまうのを、父と私は呆然と見ていたものでした。今でも泳ぎは母の方がうまいけれど、海で過ごすことは何より幸福感を味わえる時間です。自分にとって海がとても大切。この一点でばななさんのエッセイや小説にとてもひかれるのではないかと思っています。
あわただしい都会生活に疲れ果ててたどり着き、海辺での素朴な暮らしをするうちに癒されていく体と心。それから、やっぱりイタリア。海のあるシチリア島やカプリ島での幸福な体験、美味しいエスプレッソ談義ははずせない。結婚に始まり妊娠に終わったこのエッセイ集、ばななさんの力強いエネルギーを感じてみてください。

・エスプレッソな本  「エスプレッソな本」一覧へ >>


価格:
¥1,995
マドンナの絵本シリーズ第2弾は心に沁みる物語

ピーボディ先生のりんご
著者:マドンナ,村山 由佳 / 出版社:集英社


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以前、マドンナの絵本シリーズ第1作目の『イングリッシュ ロージィズ』をご紹介しました。こちらは華やかで女の子らしいストーリーでしたが、今回は野球好きの男の子が主人公。リトルリーグの素敵な先生と、男の子たちを巡るひと夏のお話です。先生に関する真実でない心ないひと言から、町じゅうに噂が広がり取りかえしのつかないことになってしまう。大好きな先生を追い詰めてしまった・・・。
言葉に潜む予想外の大きな力、ひと言を投げかけた側と言われた人の両方に残る痛み。マドンナが語るのはこんな骨太なストーリー。言葉の持つ重みをしっかりと受けとめたい。心にずんと響く大人の絵本です。

・フレッシュジュースな本  「フレッシュジュースな本」一覧へ >>


価格:
¥1,575
がんばらずに作る毎日のごはん

テーブルの上のしあわせ
著者:大橋 歩 / 出版社:集英社


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眺めてるだけで楽しくなる本の要素ってなんでしょう? 写真が美しい、絵がオシャレなどいろいろあるでしょうけれど、見ているだけでなんとなく和めてしまうというのも重要なカギですよね。大橋歩さんの本は、たいてい和み度が高いのですが、特にのほほんといい気分になってしまうのがこちら。タイトルの通り、毎日のレシピ(体によさそう!)や中国茶の入れ方(むずかしくない!)などが楽しいイラストで紹介されています。デパ地下の地方の味探し、秋のロールケーキ、日本の甘味など、しあわせに満ちたオールカラーイラスト&エッセイです。

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2012年05月−「謎めいて。芳醇に香るヴィンテージ・ワインのような本」
2012年04月−「自然とともに。白い花のエルダーフラワー・ジュースのような本 」
2012年03月−「散歩日和。春を探しに焼きたてのマフィンをかごに詰めて」
2012年02月−「いにしえの都。若草が香る鶯もちのような本」
2012年01月−「木の話。森で味わう深煎りのコーヒーのような本」
2011年12月−「本の迷宮。エレガントなカフェ・ロマーノのような本」
2011年11月−「空を見上げて。夕焼け色のカンパリ・オレンジのような本」
2011年10月−「キュートな絵本。甘いホット・ファッジ・サンデーのときめき」
2011年09月−「日本のふるさとへ。素朴でやさしい味わいの栗もちのような本」
2011年08月−「今日もふらりと。公園のベンチに座ってソフトクリームでひと休み」
2011年07月−「永遠の夏。昼下がりのライチジュースのような本」
2011年06月−「電車日和。駅のスタンドのコーヒーが旅の始まり」
2011年05月−「かぐわしい夏。絞り立てのマンゴージュースのような本」
2011年04月−「大切な言葉。深い余韻を残すエスプレッソマキアートのような本」
2011年03月−「おみせ大好き。縁日の綿あめのようなノスタルジックな本」
2011年02月−「日本の粋。和の心あふれる桜もちのような本」
2011年01月−「見る喜びに満ちて。心浮き立つシャンパン・サングリアのような本」
2010年12月−「思いを届けて。遥かな国の便りを待ちながらクリスマス・ティーを」
2010年11月−「ラブリー・ガール。甘い夢をのせたカップケーキのような本」
2010年10月−「緑あふれる本。庭の木陰でクリームティーを楽しみながら」
2010年09月−「夜のファンタジー。秋の匂いがするメープルミルクティーのような本」
2010年08月−「少年たちの物語。甘酸っぱいミックスベリーティーのような本」
2010年07月−「見果てぬ夢。眠れない夜にのむ白ビールのような本」
2010年06月−「島のごちそう。夏の午後のパインソルベのような本」
2010年05月−「世界は広い。異国の風が香るミント・ジュレップのような本」
2010年04月−「道を極める本。傍らには気を静めるオレンジピール・ティーを」
2010年03月−「ビバ!ミュージック。泡がきらめくハイボールのような本」
2010年02月−「青春の輝き。夢がはじけるライムソーダのような本」
2010年01月−「ぼくのコレクション。フランボワーズリキュールで至福の時を」
2009年12月−「無償の愛。真っ白なスノーボールクッキーのような本」
2009年11月−「短編をよむ快楽。ビターなチョコレート・ブラウニーのような本」
2009年10月−「地図を広げて。町角でほおばるドーナツのような本」
2009年09月−「たどりつく場所。運命を占うコーヒーのような本」
2009年08月−「光と影を映す版画の世界。スパイシーなチャイのような本」
2009年07月−「大人の寓話。ノスタルジアな思い出がつまったラムネのような本」
2009年06月−「都市の風景。街の灯りを映すジン・ライムのような本」
2009年05月−「小さな島の物語。夏の喜びがつまったマーマレードのような本」
2009年04月−「旅はつづく。乾いた風に混じるチコリコーヒーの匂いを感じる本」
2009年03月−「オーラが輝く人。芳香を放つリモンチェッロのような本」
2009年02月−「Boy Meets Girlのときめき。さわやかなダイキリのような本」
2009年01月−「怖い物語。マシュマロ入りのホットココアでぬくもりを」
2008年12月−「少女の夢。ふんわり甘いマドレーヌのような本」
2008年11月−「聖夜にちなんで。幸運のお菓子ミンス・パイと心温まる本を」
2008年10月−「アメリカの風景。日曜日のチョコレートサンデーのような本」
2008年09月−「水辺の物語。水の波紋のような花茶のゆらめきとともに」
2008年08月−「和を慈しむ。日本情緒あふれるみつまめのような本」
2008年07月−「毎日が夏休み。夏の思い出の味がする、いちごのかき氷のような本」
2008年06月−「自然のインスピレーション。清々しく香るオレンジティーのような本」
2008年05月−「初夏の夜の匂い。新鮮なミントの葉が香るモヒートのような本」
2008年04月−「ファンタジックな贈り物。カフェ・コレットのように深い味わいの本」
2008年03月−「豊かなイメージの喚起。太陽の光を浴びたサン・ティーのような本」
2008年02月−「愛され続けて。バターの風味豊かでスイートなマフィンのような本」
2008年01月−「懐かしい思い出の味。カラメルソースが優しく甘いプリンのような本」
2007年12月−「極上の日本文学に酔う。豊かな芳香に満ちたカルヴァドスのような本」
2007年11月−「大切な人への贈り物に。ハートを描いたカプチーノのように心温まる本」
2007年10月−「北欧から届いた便り。フィンランドの素朴なお菓子・プッラのような本」
2007年09月−「旅心を誘われて。秋の香りを運ぶお酒、ジャック・ローズのような本」
2007年08月−「ハンモックに揺られながら読む。夏の果実のシャーベットのような本」
2007年07月−「さわやかな風に吹かれて。夏の庭で飲む葡萄ジュースのような本」
2007年06月−「もし猫と話せたら。夢溢れる空想の物語はハニーミルクのように優しい」
2007年05月−「愛の言葉の響き。サングリアのように甘く、生き生きとした詩の一節を」
2007年04月−「忘れられない愛。ハート色をしたイチゴのクリームソーダになぞらえて」
2007年03月−「春を告げるレシピ。お祝いの喜びに溢れた復活祭のお菓子のような本」
2007年02月−「昔を知る喜び。傍らには沖縄伝統の真っ白な泡のブクブクー茶を」
2007年01月−「音楽への扉が開く音。それはスパークリング・ワインのコルクの音のよう」
2006年12月−「幸せの予感に満ちて。ビターな香りを運ぶココアカプチーノのような本」
2006年11月−「冬のパリへ。ベビー・シャンパンの生まれたての泡に乾杯」
2006年10月−「叙情溢れる物語。異国的な香りたちこめるアールグレイのような本」
2006年09月−「恋愛のアフォリズム。甘酸っぱさが優しいクランベリーソーダのような本」
2006年08月−「ご馳走の歓び。幸福の味がするヴィシソワーズのような本」
2006年07月−「遠い夏。思い出は懐かしいバニラ・アイスの甘さとともに」
2006年06月−「いつも一緒に。心を優しく鎮めるラベンダー・ティーのような本」
2006年05月−「緑の木陰でひと休み。泡ガラスで冷たい麦茶をどうぞ」
2006年04月−「極上の短編の味わい。それは複雑に香るフルーツ・ティーのよう」
2006年03月−「ピュアな魂の物語。かぐわしい野生の黒すぐりの果汁のような本」
2006年02月−「花の色と香りで春を先取り。心華やぐローズヒップティーのような本」
2006年01月−「日本の良きたたずまいを思う。初春の読書に気持ちも新たにお抹茶を」
2005年12月−「冬の夜の静けさ。深い感動をコーヒー・グロッグの温かさとともに」
2005年11月−「究極の美に浸る喜び。贅沢なミモザのような本」
2005年10月−「自由気ままな旅へ。異国の地で飲む一杯のカプチーノから」
2005年09月−「季節が移ろう気配。メープルプディングで秋の深まりを感じる本を」
2005年08月−「愛と絶望の炸裂。そのきらめきは色が弾けるフルーツパンチのよう」
2005年07月−「私のパラダイス。その心地よさはカフェオレフロートの冷たい舌触り」
2005年06月−「夢と奇跡を巻き起こす。ミラクルな甘さのキャラメルラテのような本」
2005年05月−「楽園の神秘に思いを馳せる。コナコーヒーの深い香りを感じながら」
2005年04月−「果汁の一滴一滴がもたらす愛と美。濃厚なざくろジュースのような本」
2005年03月−「南風が吹き、光に包まれる季節。青空の下の読書には辛口の白ワイン」
2005年02月−「心の奥の記憶が甦る。夏の日のレモネードのような本」
2005年01月−「果実の香りは最高のアロマ。泡が輝くロゼ・シャンパンのような本」
2004年11月−「心からくつろいで。さわやかな香りを運ぶジャスミン・ティー。」
2004年10月−「豊かな人生の彩り。その独特の味わいは、桂花陳酒の香りのよう」
2004年09月−「身を焦がす情熱。カフェ・マッキャートのように濃い、人生の軌跡」
2004年08月−「甘くせつない郷愁。バナナ・ジュースのやさしい記憶に身を任せて」
2004年07月−「空と海と大地に宿る命。体を潤すグアバ・ジュースのような本」
2004年05月−「柔らかく無垢な眼差し。香り高いココナッツ・カプチーノのような本」
2004年04月−「官能的なルビー色の果肉。絞り立てのブラッドオレンジを飲みほして」
2004年02月−「本を開くと溢れる愛。カルーア・ミルクで心に休息を。」
2004年01月−「一匙のジャムは心の癒し。冬の夢へ誘うロシアン・ティーのような本」
2003年12月−「濃厚な甘さとほろ苦さ。あつあつのホットチョコレートのような本」
2003年11月−「待ち遠しいクリスマス。本の傍らには聖夜の定番・エッグノッグを」
2003年10月−「どこか懐かしい蜂蜜の味。とろりと甘いハニーカフェラテのような本」
2003年09月−「見ているだけで幸せ。華やかなハイビスカス・ティーのような本。」



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