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まっこリ〜ナのカフェボンボン
大の本好き&現役編集者の「まっこり〜ナ」さんが、Hon-Cafeで、特別連載をしてくださることになりました! 開くと幸せな気持ちになれる、ラブパワーあふれる本を、Cafeのメニューになぞらえて毎月セレクトしてくださいますよー。更新は毎月第3火曜日。どうぞお見逃しなく!
ときどきはおとなを休んでもいいよね

今回,ご紹介する『おとなを休もう』という本は、小学生の「こくご」の教科書で、だれもが一度は読んだことのある、懐かしい作品を集めたものです。この本を手にとったとき、「ああ、私はこんな本が読みたかったんだ!」と心の底から思いました。
「こくご」の教科書に載っていた作品のほとんどは、教科書の中ではじめて知って、夢中になって読んだあとは、目にふれる機会がほとんどなかったように思います。小学生だった自分と結びついて、その時、その時間だけに存在していた、「こくご」の教科書。小学校低学年の頃は、自分で好きな本を選んで買うという習慣はまだなかったので、「こくご」の教科書を読むことが、本を読むという体験の中でも、とても大きな地位を占めていたんですね。

「こくご」の本で読んだ作品たちが、懐かしいだけでない、とっても独特な感触で心の奥に残っていたことに気づく、幸せな体験をぜひしていただだけたらなあと思います。

さて、今月の月替わりメニューは、中国のお酒・桂花陳酒。キンモクセイの花を白ワインにつけて、熟成させたもの。やさしい香りは、人生を豊かに彩る作品に似ています。


まっこリ〜ナイメージ
まっこリ〜ナ Profile

編集者。出版社勤務を経て現在フリーランス。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。趣味は草花園芸、透明な海でのスノーケリング、ヨガ。夢は沖縄に移住してマンゴーの木を植えて暮らすこと。
今月は……「豊かな人生の彩り。その独特の味わいは、桂花陳酒の香りのよう」


価格:¥1,365
大らかに、豪快に、しみじみと。

神も仏もありませぬ
著者:佐野 洋子 / 出版社:筑摩書房


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絵本『100万回生きたねこ』の作者である佐野洋子さんの日常は、とても悠々としている。63歳になった洋子さんは、「まさか私が63? 当たり前のことなのに、嘘だよなあ」と割り切れないような不思議な気持ちになる。シルバー割引きで「ハリー・ポッター」を観に行ってはしゃぐ一方で、チケット売り場の女の子が、「シルバー」に疑いをもたないことにちょっとムッとする。いつの間に年をとったのだろう。でも、本当はいつからかおとなになったわけではなくて、「青い空に白い雲が流れて行くのを見ると、子供の時と同じに世界は私と共にある。60であろうと4歳であろうと「私」が空を見ているだけである。」ということなんですよね。

群馬の山の中にくらし、浅間山を近くに眺めながら、村に住む友人たちと行き来する毎日。ゆったりとした生活が送れそうだが、驚きのハプニングが待っているのが、洋子さんならでは。露天風呂に入りたい一心で、真っ暗闇の道なき道を探しまわって傷だらけになったり、農作業の手伝いをしたり。サッカーのワールドカップでベッカム様に夢中になるかと思えば、「ビューティーコロシアム」の美容整形を興味津々で見る。長年連れ添った猫との別れの場面は、胸にずしんとくるけれど、洋子さんは、毎日を胸ときめかせて生きている。きっと、ドキドキの連続だろうなあと思う。

別に余裕のあるおとなにならなくたっていいじゃない、あくせくしても、ばかみたいに見えてもいいじゃないの! すーっと深呼吸したような気分になれる、絶対お勧めの一冊です。


価格:¥1,470
懐かしい「こくご」の時間が甦る

おとなを休もう
著者:石川 文子 / 出版社:フロネーシス桜蔭社


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春休みに手にする新しい「こくご」の教科書。これからどんなお話を勉強するんだろう。ストーリーを早く知りたい一心で、お休みの間に全部読んでしまう。そのまっさらな気持ちは、あの頃独特のものでした。
この本は、小学3・4年生の「こくご」の教科書の掲載作品の中で、40年間に渡って採用頻度が高く、人気のあった作品を集めています。
「白いぼうし」、「ごんぎつね」、「手ぶくろを買いに」など、時代を超えて、だれもの心に深く残った、懐かしいお話たち。教室のほこりくさいにおいや、窓から見える運動場の風景と共に甦る記憶は、忘れていたのではなくて、心の奥に長い間しまいこまれていただけ。しばし、おとなを休んで、懐かしいお話に浸ってみてください。どこかに置き忘れていた何かを確実に取り戻せます。
・エスプレッソな本  「エスプレッソな本」一覧へ >>


価格:
¥2,310
家族のあり方と深い愛を丹念に描いた、待望の最新作

その名にちなんで
著者:ジュンパ・ラヒリ,小川 高義 / 出版社:新潮社


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美しいインド系女性作家のポートレートにひかれて、『停電の夜に』を読まれた方も多かったのではないでしょうか。私もその一人ですが、読み始めたらすぐ、最初のきっかけも忘れて、人生の機微にあふれたこの短編集の魅力にとりつかれてしまいました。

さて、ジュンパ・ラヒリの待望の新作は、インド系移民の家族の物語。インドからアメリカへ移住し、新たな地で生活基盤を築きながら、祖国へ強い郷愁を抱き続ける夫婦。しかし、アメリカで生まれ育った息子「ゴーゴリ」は、文化も恋愛も自由に、アメリカ人そのものとして生きています。風変わりな「ゴーゴリ」という名は、父がある思いをこめて名づけたのですが、彼はこの名を恥じて、改名してしまいます。両親の祖国への愛に違和感を抱きながら、自分の居場所を模索し続けるゴーゴリ。改名をきっかけに、少しずつすれ違っていく家族。根本には家族の愛があり、深い愛情に結ばれながらも、その愛が揺らいだり傾いだりするさまが、鮮やかに描きあげられた物語です。

・フレッシュジュースな本  「フレッシュジュースな本」一覧へ >>


価格:
¥1,995
ハンドメイド大好き、アイデア満載のインテリアブック

パリジェンヌたちのアトリエ
著者:ジュウドゥポゥム / 出版社:ジュウドゥポゥム


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パリ在住の女性アーティストたちの個性あふれるアトリエを紹介。イラストレーター、アクセサリーデザイナー、クラフトアーティスト、帽子デザイナー、ランプアーティストなど、職業もバラエティ豊か。アトリエには、ハンドメイドでキュートな作品があふれ、カラフルな色の洪水がふり注ぐ。インスピレーションがわく、仕事の場でありながら、友人が集う場所でもあり、好きなものだけに囲まれたくつろぎの空間でもあるんですね。私も好きなものがそばにないと、落ち着いて仕事ができないタイプです。デスクの上には、ペコちゃんやらメイシーちゃんがちょこんと並んで、私を見つめています。

もともと、好きなものだけ、例えば、バッグや帽子、人形などをアパルトマンのキッチンでこつこつと手作りしていたら、それがいつしか仕事になって、アトリエを持つようになった。夢をかなえるのは、地道な努力のたまものに違いないのですが、このアトリエを見ている分には、そんなこともふっとんで、好きなものを作っていれば、こんな夢のある空間が持てるかもしれない。ふと、そんな錯覚をしてしまう、魔法の一冊です。

・カフェオレな本  「カフェオレな本」一覧へ >>


価格:
¥1,680
愛らしい絵にふたたび出会えた喜び

ちひろBOX―没後30年メモリアルブック
著者:ちひろ美術館,いわさきちひろ絵本美術館= / 出版社:講談社


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先日、いわさきちひろさんを特集したテレビ番組で、ちひろさんの作品への強い思いと使命感、子どもの幸せと平和を願う気持ちを、あらためて知りました。私が子どもの時に、繰り返し読み、今も大切にしまっている『にんぎょひめ』の挿し絵もちひろさんのものでした。人魚姫の姿は、やりきれないストーリーと相まって、あまりにもはかなげで、まだ小さかった私は、どこか距離をおいてその絵を眺めていたような気もします。
没後30年を記念して、作品約280点余が収録されているとても贅沢な一冊です。安野光雅さんや、江國香織さん、さくらももこさんなど、たくさんの方々が作品への思いを寄せています。

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2012年05月−「謎めいて。芳醇に香るヴィンテージ・ワインのような本」
2012年04月−「自然とともに。白い花のエルダーフラワー・ジュースのような本 」
2012年03月−「散歩日和。春を探しに焼きたてのマフィンをかごに詰めて」
2012年02月−「いにしえの都。若草が香る鶯もちのような本」
2012年01月−「木の話。森で味わう深煎りのコーヒーのような本」
2011年12月−「本の迷宮。エレガントなカフェ・ロマーノのような本」
2011年11月−「空を見上げて。夕焼け色のカンパリ・オレンジのような本」
2011年10月−「キュートな絵本。甘いホット・ファッジ・サンデーのときめき」
2011年09月−「日本のふるさとへ。素朴でやさしい味わいの栗もちのような本」
2011年08月−「今日もふらりと。公園のベンチに座ってソフトクリームでひと休み」
2011年07月−「永遠の夏。昼下がりのライチジュースのような本」
2011年06月−「電車日和。駅のスタンドのコーヒーが旅の始まり」
2011年05月−「かぐわしい夏。絞り立てのマンゴージュースのような本」
2011年04月−「大切な言葉。深い余韻を残すエスプレッソマキアートのような本」
2011年03月−「おみせ大好き。縁日の綿あめのようなノスタルジックな本」
2011年02月−「日本の粋。和の心あふれる桜もちのような本」
2011年01月−「見る喜びに満ちて。心浮き立つシャンパン・サングリアのような本」
2010年12月−「思いを届けて。遥かな国の便りを待ちながらクリスマス・ティーを」
2010年11月−「ラブリー・ガール。甘い夢をのせたカップケーキのような本」
2010年10月−「緑あふれる本。庭の木陰でクリームティーを楽しみながら」
2010年09月−「夜のファンタジー。秋の匂いがするメープルミルクティーのような本」
2010年08月−「少年たちの物語。甘酸っぱいミックスベリーティーのような本」
2010年07月−「見果てぬ夢。眠れない夜にのむ白ビールのような本」
2010年06月−「島のごちそう。夏の午後のパインソルベのような本」
2010年05月−「世界は広い。異国の風が香るミント・ジュレップのような本」
2010年04月−「道を極める本。傍らには気を静めるオレンジピール・ティーを」
2010年03月−「ビバ!ミュージック。泡がきらめくハイボールのような本」
2010年02月−「青春の輝き。夢がはじけるライムソーダのような本」
2010年01月−「ぼくのコレクション。フランボワーズリキュールで至福の時を」
2009年12月−「無償の愛。真っ白なスノーボールクッキーのような本」
2009年11月−「短編をよむ快楽。ビターなチョコレート・ブラウニーのような本」
2009年10月−「地図を広げて。町角でほおばるドーナツのような本」
2009年09月−「たどりつく場所。運命を占うコーヒーのような本」
2009年08月−「光と影を映す版画の世界。スパイシーなチャイのような本」
2009年07月−「大人の寓話。ノスタルジアな思い出がつまったラムネのような本」
2009年06月−「都市の風景。街の灯りを映すジン・ライムのような本」
2009年05月−「小さな島の物語。夏の喜びがつまったマーマレードのような本」
2009年04月−「旅はつづく。乾いた風に混じるチコリコーヒーの匂いを感じる本」
2009年03月−「オーラが輝く人。芳香を放つリモンチェッロのような本」
2009年02月−「Boy Meets Girlのときめき。さわやかなダイキリのような本」
2009年01月−「怖い物語。マシュマロ入りのホットココアでぬくもりを」
2008年12月−「少女の夢。ふんわり甘いマドレーヌのような本」
2008年11月−「聖夜にちなんで。幸運のお菓子ミンス・パイと心温まる本を」
2008年10月−「アメリカの風景。日曜日のチョコレートサンデーのような本」
2008年09月−「水辺の物語。水の波紋のような花茶のゆらめきとともに」
2008年08月−「和を慈しむ。日本情緒あふれるみつまめのような本」
2008年07月−「毎日が夏休み。夏の思い出の味がする、いちごのかき氷のような本」
2008年06月−「自然のインスピレーション。清々しく香るオレンジティーのような本」
2008年05月−「初夏の夜の匂い。新鮮なミントの葉が香るモヒートのような本」
2008年04月−「ファンタジックな贈り物。カフェ・コレットのように深い味わいの本」
2008年03月−「豊かなイメージの喚起。太陽の光を浴びたサン・ティーのような本」
2008年02月−「愛され続けて。バターの風味豊かでスイートなマフィンのような本」
2008年01月−「懐かしい思い出の味。カラメルソースが優しく甘いプリンのような本」
2007年12月−「極上の日本文学に酔う。豊かな芳香に満ちたカルヴァドスのような本」
2007年11月−「大切な人への贈り物に。ハートを描いたカプチーノのように心温まる本」
2007年10月−「北欧から届いた便り。フィンランドの素朴なお菓子・プッラのような本」
2007年09月−「旅心を誘われて。秋の香りを運ぶお酒、ジャック・ローズのような本」
2007年08月−「ハンモックに揺られながら読む。夏の果実のシャーベットのような本」
2007年07月−「さわやかな風に吹かれて。夏の庭で飲む葡萄ジュースのような本」
2007年06月−「もし猫と話せたら。夢溢れる空想の物語はハニーミルクのように優しい」
2007年05月−「愛の言葉の響き。サングリアのように甘く、生き生きとした詩の一節を」
2007年04月−「忘れられない愛。ハート色をしたイチゴのクリームソーダになぞらえて」
2007年03月−「春を告げるレシピ。お祝いの喜びに溢れた復活祭のお菓子のような本」
2007年02月−「昔を知る喜び。傍らには沖縄伝統の真っ白な泡のブクブクー茶を」
2007年01月−「音楽への扉が開く音。それはスパークリング・ワインのコルクの音のよう」
2006年12月−「幸せの予感に満ちて。ビターな香りを運ぶココアカプチーノのような本」
2006年11月−「冬のパリへ。ベビー・シャンパンの生まれたての泡に乾杯」
2006年10月−「叙情溢れる物語。異国的な香りたちこめるアールグレイのような本」
2006年09月−「恋愛のアフォリズム。甘酸っぱさが優しいクランベリーソーダのような本」
2006年08月−「ご馳走の歓び。幸福の味がするヴィシソワーズのような本」
2006年07月−「遠い夏。思い出は懐かしいバニラ・アイスの甘さとともに」
2006年06月−「いつも一緒に。心を優しく鎮めるラベンダー・ティーのような本」
2006年05月−「緑の木陰でひと休み。泡ガラスで冷たい麦茶をどうぞ」
2006年04月−「極上の短編の味わい。それは複雑に香るフルーツ・ティーのよう」
2006年03月−「ピュアな魂の物語。かぐわしい野生の黒すぐりの果汁のような本」
2006年02月−「花の色と香りで春を先取り。心華やぐローズヒップティーのような本」
2006年01月−「日本の良きたたずまいを思う。初春の読書に気持ちも新たにお抹茶を」
2005年12月−「冬の夜の静けさ。深い感動をコーヒー・グロッグの温かさとともに」
2005年11月−「究極の美に浸る喜び。贅沢なミモザのような本」
2005年10月−「自由気ままな旅へ。異国の地で飲む一杯のカプチーノから」
2005年09月−「季節が移ろう気配。メープルプディングで秋の深まりを感じる本を」
2005年08月−「愛と絶望の炸裂。そのきらめきは色が弾けるフルーツパンチのよう」
2005年07月−「私のパラダイス。その心地よさはカフェオレフロートの冷たい舌触り」
2005年06月−「夢と奇跡を巻き起こす。ミラクルな甘さのキャラメルラテのような本」
2005年05月−「楽園の神秘に思いを馳せる。コナコーヒーの深い香りを感じながら」
2005年04月−「果汁の一滴一滴がもたらす愛と美。濃厚なざくろジュースのような本」
2005年03月−「南風が吹き、光に包まれる季節。青空の下の読書には辛口の白ワイン」
2005年02月−「心の奥の記憶が甦る。夏の日のレモネードのような本」
2005年01月−「果実の香りは最高のアロマ。泡が輝くロゼ・シャンパンのような本」
2004年11月−「心からくつろいで。さわやかな香りを運ぶジャスミン・ティー。」
2004年10月−「豊かな人生の彩り。その独特の味わいは、桂花陳酒の香りのよう」
2004年09月−「身を焦がす情熱。カフェ・マッキャートのように濃い、人生の軌跡」
2004年08月−「甘くせつない郷愁。バナナ・ジュースのやさしい記憶に身を任せて」
2004年07月−「空と海と大地に宿る命。体を潤すグアバ・ジュースのような本」
2004年05月−「柔らかく無垢な眼差し。香り高いココナッツ・カプチーノのような本」
2004年04月−「官能的なルビー色の果肉。絞り立てのブラッドオレンジを飲みほして」
2004年02月−「本を開くと溢れる愛。カルーア・ミルクで心に休息を。」
2004年01月−「一匙のジャムは心の癒し。冬の夢へ誘うロシアン・ティーのような本」
2003年12月−「濃厚な甘さとほろ苦さ。あつあつのホットチョコレートのような本」
2003年11月−「待ち遠しいクリスマス。本の傍らには聖夜の定番・エッグノッグを」
2003年10月−「どこか懐かしい蜂蜜の味。とろりと甘いハニーカフェラテのような本」
2003年09月−「見ているだけで幸せ。華やかなハイビスカス・ティーのような本。」



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