梅雨の晴れ間に感じる夏
雨の日は静かに本が読めるから好き、という方も多いかと思いますが、私は梅雨の晴れ間のもったりとした空気の中で読書をするのが結構気に入っています。この季節にはとくに、本のかもし出す空気感みたいなものを、なぜか敏感に感じ取れる気がするんです。頭でストーリーを追う一方で、暑い夏が確実に近づいているのを肌が感じている。夏が待ち遠しくて、頭も体も敏感になっているのかもしれません。
そして、この夏以降、とくに待ち遠しいのが、ティム・バートン監督の映画『チャーリーとチョコレート工場』の公開です。これは児童文学の傑作『チョコレート工場の秘密』を映画化したもの。私は、この本が大好きで、いつも手元に置いて読み返していたのですが、もうすぐ映画公開のニュースをきいて、まっ先に今月のイチオシに選びました。それでは、みなさんの夏の楽しみがひとつ増えることを願って。
今月の月替わりメニューは、キャラメルラテ。とろけるように甘くて、楽しい本をご紹介します。
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●まっこリ〜ナ Profile
編集者。出版社勤務を経て現在フリーランス。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。趣味は草花園芸、透明な海でのスノーケリング、ヨガ。夢は沖縄に移住してマンゴーの木を植えて暮らすこと。
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