あたたかな光に包まれた日
以前、カフェボンボンでご紹介したこともある、ニューヨーク在住の人気画家・藤田理麻さんの新作絵画展に行ってきました。今回の絵のテーマは「METTA」。サンスクリット語で「親愛」という意味なんだそうです。理麻さんの描くスピリチュアルな世界が柔らかい慈愛のオーラを放ち、私の心をあたたかな光でそっと包みこんでくれました。
絵画展に合わせて絵本の新作も出版されました。本の1ぺージ1ページに、理麻さんの世界観がぎゅっと凝縮され、豊かな色彩にあふれています。絵の前に佇んでいるときに感じたやさしい光は、本の中にも見つけられるんですよね。
とくに気に入った絵は、いつだって、欲しいなあと思わずにはいられませんが、なかなか手が出せません。自分の好きな絵は、手元に置いていつも眺めていたい。感じていたい。でも、実物を購入するのはむずかしい。そんな人のために、本が大きな役割を果たすこともあるんだとふと思いました。
さて、今月の月替わりメニューは、ミモザ。花の名前のカクテルは、シャンパンとオレンジの贅沢な味。見た目も中身も華やかなこのお酒のように、美しさがページのなかに凝縮された本をセレクトしました。
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●まっこリ〜ナ Profile
編集者。出版社勤務を経て現在フリーランス。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。趣味は草花園芸、透明な海でのスノーケリング、ヨガ。夢は沖縄に移住してマンゴーの木を植えて暮らすこと。
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