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まっこリ〜ナのカフェボンボン
大の本好き&現役編集者の「まっこり〜ナ」さんが、Hon-Cafeで、特別連載をしてくださることになりました! 開くと幸せな気持ちになれる、ラブパワーあふれる本を、Cafeのメニューになぞらえて毎月セレクトしてくださいますよー。更新は毎月第3火曜日。どうぞお見逃しなく!
春は自転車に乗って

連休中の地下鉄で、知り合いの写真家さんにばったりお会いしました。「お久しぶりです」「やあ、元気?」きれいな色の折りたたみ自転車をひょいと持った写真家さんは、これから皇居を出発点にして都心を自転車で走ってみるとのこと。浮き足だってふだんとは違って見える休日の町を駆け抜けながら、新緑の季節のところどころをカメラで切り取っていくのでしょう。ときどき立ち止まってひとや休みしたり、木々や花のにおいをかいだりしながら。

見慣れた情景を、旅先で初めて出会う景色のように心にとどめたい。カメラと文庫本を持って。私もいつか折りたたみ自転車にさっそうと乗ってみたい。そんな気分なので、今回の本は「日常を旅する」をテーマにセレクトしました。

さて、今月の月替わりメニューは、麦茶。香ばしく冷たいお茶は、体の中をまっすぐに落ちていくようです。旅先で麦茶をいただくのはなお嬉しく、旅の疲れが一瞬で癒されます。

まっこリ〜ナイメージ
まっこリ〜ナ Profile

編集者。出版社勤務を経て現在フリーランス。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。趣味は草花園芸、透明な海でのスノーケリング、ヨガ。夢は沖縄に移住してマンゴーの木を植えて暮らすこと。
今月は……「緑の木陰でひと休み。泡ガラスで冷たい麦茶をどうぞ」


価格:¥683
カメラとお茶を持って、どこへでも出かけてゆこう

お茶と写真の時間
著者:藤田 一咲 / 出版社:〓@53B2@出版社


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写真家の藤田一咲さんを知ったのは、『サバク』という写真集をある人に教えてもらってから。サバクはもちろん砂漠のことなんだけれど、藤田さんが撮る砂漠は、柔らかな色をしてとても優雅だ。砂漠は不毛な地でもそれほど遠い世界でもないような気がしてくる。

彼のエッセイは、写真と同様、心にある先入観や隔たりみたいなものを取り払ってくれる。そんな藤田さんは、大のお茶好き、写真好き。気分や天候に合わせて茶葉を選んで持っていき、自然のなかで、ガラスのコップに茶葉を直接入れて味や香りを楽しむ。自分のスタイルに応じたお茶の愉しみかたと「自分の好きな写真を、自分の好きなカメラで、自分の好きなように撮って、味わう」写真の撮りかたはとてもよく似ているのだそうだ。

おじいさんの古いカメラ、オモチャカメラ、一眼レフカメラ。好きなカメラを携えて出かけよう。撮りたいものがわからない人には「火星への移住が突然決まったとしたら、あなたは何を写真に撮ってもっていくか?」藤田さんはそんなふうに問いかける。私だったら、家族、おかえりと迎えてくれる笑顔がいいな、それから友人の大好きな表情、見慣れたお皿に盛られた夕食やベランダに干した洗濯物とつっかけ、庭に咲いたモッコウバラやテッセンの花も……。とにかく毎日そこにある、一番身近なものを撮りたいと思う。
幸いにしていまのところは移住の予定はないので、ゆっくりとした気持ちで写真を楽しんでいきたい。でも、その問いかけが心の隅にある限り、日常の一瞬一瞬がより愛おしく思える気がしている。


価格:¥1,890
南の島の小さなパラダイスを探しに

沖縄のおさんぽ―なつかしい島に帰りましょう。
著者:プロジェドランディ / 出版社:竹書房


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沖縄の本が出る度に手にとってみる。すでに持っている本と似たような体裁で、お決まりのコースやお店が紹介されているだけなら買わない。この本には私がいつも散歩する通りや、行ってみたかった場所が載っていたので迷わず購入した。

ぜひ訪れてみたいのが、首里にある手漉きの琉球紙の工房。芭蕉の木から時間をかけてつくられる芭蕉紙は、沖縄の自然が生んだ貴重なものだ。桃玉名(ももたまな)という素敵な名前の木の葉から作った紙もある。琉球紙のもつ独特の風合いを、沖縄の空気とともに実際に味わってみたい。

南国・沖縄の写真なのに、太陽がぎらぎらしていない。雨に濡れたしっとりとした町並みや、柔らかい光の差す石畳やフクギ並木の風景が新鮮だ。表紙にもなっているポーク玉子がすごく美味しそうで、今度沖縄に行ったらまっ先に食堂に直行したいけれど、このお店に限って住所と店名が掲載できないとある。残念。この本の写真を地元の人に見せてみたらわかるかもしれない。
・カフェオレな本  「カフェオレな本」一覧へ >>


価格:
¥600
挿し絵満載の猫エッセイ

猫ばっか
著者:佐野 洋子 / 出版社:講談社


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小さな南の島で、雨宿りをさせてもらった。民家の土間には、絵本や児童図書が並べられていて、「子ども文庫」のような役割を果たしているらしかった。一緒にいた人が『100万回生きたねこ』を手にとって「じつは読んでないんだ」と照れたように言った。

佐野洋子さんの本を手にすると、いつもそのときの情景が雨のにおいとともによみがえる。『猫ばっか』は、タイトルどおりさまざまな猫が登場する。姿かたち、性格の違いの描写が圧倒的に面白い。「うすら馬鹿かと思っていた猫が実は我慢強い人格者」だったり、「花のそばでいつまでもポーズをとる猫」がいたりする。猫とともに生き、猫を描き、猫の人生を見つめる著者の愛情と強がりの言葉に胸がつまる。

・エスプレッソな本  「エスプレッソな本」一覧へ >>


価格:
¥520
川上弘美が選ぶ究極の恋

感じて。息づかいを。
著者:日本ペンクラブ,川上 弘美 / 出版社:光文社


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恋愛小説の名手が編んだ「恋愛小説」に、のっけからどっぷり浸かった。坂口安吾の名作『桜の森の満開の下』を恋愛小説のくくりで読むと、以前読んだときの印象よりも数段せつなく、しばらく忘れられそうにない。8つの短編のなかにありふれた形の恋愛はひとつもない。想像を超えた究極の状況にある。それでも、男と女は恋愛のさなかにあり、行き着くのも恋愛の果てであることに変わりはない。野坂昭如、伊藤比呂美、よしもとばなな、川上弘美の作品その他を収録。それぞれに濃密な時間が凝縮されている。

・アイリッシュな本  「アイリッシュな本」一覧へ >>


価格:
¥1,890
世界が絶賛する、ブッカー賞作家の新作

わたしを離さないで
著者:カズオ イシグロ / 出版社:早川書房


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静かな回想の物語は、最後までの語り口が乱れることはない。しかし、世界は次第に奇怪な様相を見せ始める。語り手は看護人キャシー。どうやら「提供者」たちを看護するらしい。「提供者」は何を提供しているのか。不吉な予感が漂う。物語が進むにつれ、予想を超えた世界に直面することなるのだが……。キャシーが育った施設での不可思議な授業や習慣の謎。親友のルースとトミーもキャシーが看護したらしい。ということはふたりは提供者なのか。物語の怖さを感じると同時に、小説を読む喜びを存分に味わった。発表されるやいなや英米で絶賛されたイシグロ氏の作品を堪能してください。

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2012年05月−「謎めいて。芳醇に香るヴィンテージ・ワインのような本」
2012年04月−「自然とともに。白い花のエルダーフラワー・ジュースのような本 」
2012年03月−「散歩日和。春を探しに焼きたてのマフィンをかごに詰めて」
2012年02月−「いにしえの都。若草が香る鶯もちのような本」
2012年01月−「木の話。森で味わう深煎りのコーヒーのような本」
2011年12月−「本の迷宮。エレガントなカフェ・ロマーノのような本」
2011年11月−「空を見上げて。夕焼け色のカンパリ・オレンジのような本」
2011年10月−「キュートな絵本。甘いホット・ファッジ・サンデーのときめき」
2011年09月−「日本のふるさとへ。素朴でやさしい味わいの栗もちのような本」
2011年08月−「今日もふらりと。公園のベンチに座ってソフトクリームでひと休み」
2011年07月−「永遠の夏。昼下がりのライチジュースのような本」
2011年06月−「電車日和。駅のスタンドのコーヒーが旅の始まり」
2011年05月−「かぐわしい夏。絞り立てのマンゴージュースのような本」
2011年04月−「大切な言葉。深い余韻を残すエスプレッソマキアートのような本」
2011年03月−「おみせ大好き。縁日の綿あめのようなノスタルジックな本」
2011年02月−「日本の粋。和の心あふれる桜もちのような本」
2011年01月−「見る喜びに満ちて。心浮き立つシャンパン・サングリアのような本」
2010年12月−「思いを届けて。遥かな国の便りを待ちながらクリスマス・ティーを」
2010年11月−「ラブリー・ガール。甘い夢をのせたカップケーキのような本」
2010年10月−「緑あふれる本。庭の木陰でクリームティーを楽しみながら」
2010年09月−「夜のファンタジー。秋の匂いがするメープルミルクティーのような本」
2010年08月−「少年たちの物語。甘酸っぱいミックスベリーティーのような本」
2010年07月−「見果てぬ夢。眠れない夜にのむ白ビールのような本」
2010年06月−「島のごちそう。夏の午後のパインソルベのような本」
2010年05月−「世界は広い。異国の風が香るミント・ジュレップのような本」
2010年04月−「道を極める本。傍らには気を静めるオレンジピール・ティーを」
2010年03月−「ビバ!ミュージック。泡がきらめくハイボールのような本」
2010年02月−「青春の輝き。夢がはじけるライムソーダのような本」
2010年01月−「ぼくのコレクション。フランボワーズリキュールで至福の時を」
2009年12月−「無償の愛。真っ白なスノーボールクッキーのような本」
2009年11月−「短編をよむ快楽。ビターなチョコレート・ブラウニーのような本」
2009年10月−「地図を広げて。町角でほおばるドーナツのような本」
2009年09月−「たどりつく場所。運命を占うコーヒーのような本」
2009年08月−「光と影を映す版画の世界。スパイシーなチャイのような本」
2009年07月−「大人の寓話。ノスタルジアな思い出がつまったラムネのような本」
2009年06月−「都市の風景。街の灯りを映すジン・ライムのような本」
2009年05月−「小さな島の物語。夏の喜びがつまったマーマレードのような本」
2009年04月−「旅はつづく。乾いた風に混じるチコリコーヒーの匂いを感じる本」
2009年03月−「オーラが輝く人。芳香を放つリモンチェッロのような本」
2009年02月−「Boy Meets Girlのときめき。さわやかなダイキリのような本」
2009年01月−「怖い物語。マシュマロ入りのホットココアでぬくもりを」
2008年12月−「少女の夢。ふんわり甘いマドレーヌのような本」
2008年11月−「聖夜にちなんで。幸運のお菓子ミンス・パイと心温まる本を」
2008年10月−「アメリカの風景。日曜日のチョコレートサンデーのような本」
2008年09月−「水辺の物語。水の波紋のような花茶のゆらめきとともに」
2008年08月−「和を慈しむ。日本情緒あふれるみつまめのような本」
2008年07月−「毎日が夏休み。夏の思い出の味がする、いちごのかき氷のような本」
2008年06月−「自然のインスピレーション。清々しく香るオレンジティーのような本」
2008年05月−「初夏の夜の匂い。新鮮なミントの葉が香るモヒートのような本」
2008年04月−「ファンタジックな贈り物。カフェ・コレットのように深い味わいの本」
2008年03月−「豊かなイメージの喚起。太陽の光を浴びたサン・ティーのような本」
2008年02月−「愛され続けて。バターの風味豊かでスイートなマフィンのような本」
2008年01月−「懐かしい思い出の味。カラメルソースが優しく甘いプリンのような本」
2007年12月−「極上の日本文学に酔う。豊かな芳香に満ちたカルヴァドスのような本」
2007年11月−「大切な人への贈り物に。ハートを描いたカプチーノのように心温まる本」
2007年10月−「北欧から届いた便り。フィンランドの素朴なお菓子・プッラのような本」
2007年09月−「旅心を誘われて。秋の香りを運ぶお酒、ジャック・ローズのような本」
2007年08月−「ハンモックに揺られながら読む。夏の果実のシャーベットのような本」
2007年07月−「さわやかな風に吹かれて。夏の庭で飲む葡萄ジュースのような本」
2007年06月−「もし猫と話せたら。夢溢れる空想の物語はハニーミルクのように優しい」
2007年05月−「愛の言葉の響き。サングリアのように甘く、生き生きとした詩の一節を」
2007年04月−「忘れられない愛。ハート色をしたイチゴのクリームソーダになぞらえて」
2007年03月−「春を告げるレシピ。お祝いの喜びに溢れた復活祭のお菓子のような本」
2007年02月−「昔を知る喜び。傍らには沖縄伝統の真っ白な泡のブクブクー茶を」
2007年01月−「音楽への扉が開く音。それはスパークリング・ワインのコルクの音のよう」
2006年12月−「幸せの予感に満ちて。ビターな香りを運ぶココアカプチーノのような本」
2006年11月−「冬のパリへ。ベビー・シャンパンの生まれたての泡に乾杯」
2006年10月−「叙情溢れる物語。異国的な香りたちこめるアールグレイのような本」
2006年09月−「恋愛のアフォリズム。甘酸っぱさが優しいクランベリーソーダのような本」
2006年08月−「ご馳走の歓び。幸福の味がするヴィシソワーズのような本」
2006年07月−「遠い夏。思い出は懐かしいバニラ・アイスの甘さとともに」
2006年06月−「いつも一緒に。心を優しく鎮めるラベンダー・ティーのような本」
2006年05月−「緑の木陰でひと休み。泡ガラスで冷たい麦茶をどうぞ」
2006年04月−「極上の短編の味わい。それは複雑に香るフルーツ・ティーのよう」
2006年03月−「ピュアな魂の物語。かぐわしい野生の黒すぐりの果汁のような本」
2006年02月−「花の色と香りで春を先取り。心華やぐローズヒップティーのような本」
2006年01月−「日本の良きたたずまいを思う。初春の読書に気持ちも新たにお抹茶を」
2005年12月−「冬の夜の静けさ。深い感動をコーヒー・グロッグの温かさとともに」
2005年11月−「究極の美に浸る喜び。贅沢なミモザのような本」
2005年10月−「自由気ままな旅へ。異国の地で飲む一杯のカプチーノから」
2005年09月−「季節が移ろう気配。メープルプディングで秋の深まりを感じる本を」
2005年08月−「愛と絶望の炸裂。そのきらめきは色が弾けるフルーツパンチのよう」
2005年07月−「私のパラダイス。その心地よさはカフェオレフロートの冷たい舌触り」
2005年06月−「夢と奇跡を巻き起こす。ミラクルな甘さのキャラメルラテのような本」
2005年05月−「楽園の神秘に思いを馳せる。コナコーヒーの深い香りを感じながら」
2005年04月−「果汁の一滴一滴がもたらす愛と美。濃厚なざくろジュースのような本」
2005年03月−「南風が吹き、光に包まれる季節。青空の下の読書には辛口の白ワイン」
2005年02月−「心の奥の記憶が甦る。夏の日のレモネードのような本」
2005年01月−「果実の香りは最高のアロマ。泡が輝くロゼ・シャンパンのような本」
2004年11月−「心からくつろいで。さわやかな香りを運ぶジャスミン・ティー。」
2004年10月−「豊かな人生の彩り。その独特の味わいは、桂花陳酒の香りのよう」
2004年09月−「身を焦がす情熱。カフェ・マッキャートのように濃い、人生の軌跡」
2004年08月−「甘くせつない郷愁。バナナ・ジュースのやさしい記憶に身を任せて」
2004年07月−「空と海と大地に宿る命。体を潤すグアバ・ジュースのような本」
2004年05月−「柔らかく無垢な眼差し。香り高いココナッツ・カプチーノのような本」
2004年04月−「官能的なルビー色の果肉。絞り立てのブラッドオレンジを飲みほして」
2004年02月−「本を開くと溢れる愛。カルーア・ミルクで心に休息を。」
2004年01月−「一匙のジャムは心の癒し。冬の夢へ誘うロシアン・ティーのような本」
2003年12月−「濃厚な甘さとほろ苦さ。あつあつのホットチョコレートのような本」
2003年11月−「待ち遠しいクリスマス。本の傍らには聖夜の定番・エッグノッグを」
2003年10月−「どこか懐かしい蜂蜜の味。とろりと甘いハニーカフェラテのような本」
2003年09月−「見ているだけで幸せ。華やかなハイビスカス・ティーのような本。」



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