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まっこリ〜ナのカフェボンボン
大の本好き&現役編集者の「まっこり〜ナ」さんが、Hon-Cafeで、特別連載をしてくださることになりました! 開くと幸せな気持ちになれる、ラブパワーあふれる本を、Cafeのメニューになぞらえて毎月セレクトしてくださいますよー。更新は毎月第3火曜日。どうぞお見逃しなく!
春爛漫のロードレース

先日、地元で開催されたロードレースに出場し、無事に10キロコースを完走しました。丘陵地帯を走るコースは、アップダウンの連続で、かなりハードだったのですが、桜はちょうど満開、これ以上ない最高のマラソン日和でした。わざわざ応援に来てくださった方たちの私の名前を呼ぶ声が、遠くからでもよく聞こえて、本当に力になりました。

自分へのごほうびは、ふだんのランニングのときにいつも聴いているスキマスイッチのアルバムです。目標をひとつ達成するごとに、「今度はごほうびを何にしようかな?」と考えるのがまた楽しいんですよね。さっそく、新緑の丘を軽やかなラブソングを聴きながら走っています。

さて、今月の月替わりメニューは、カフェ・コレット。エスプレッソにグラッパやアマレット、ヘーゼルナッツなどのリキュールを入れて飲む、イタリアの美味しい飲み物です。今回セレクトした、ファンタジックな物語が生まれた国・イタリアにちなんでいます。



まっこリ〜ナイメージ
まっこリ〜ナ Profile

編集者。出版社勤務を経て現在フリーランス。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。趣味は草花園芸、透明な海でのスノーケリング、ヨガ。夢は沖縄に移住してマンゴーの木を植えて暮らすこと。
今月は……「ファンタジックな贈り物。カフェ・コレットのように深い味わいの本」


価格:¥560
魔法の手で紡ぎ出された、珠玉の短編集

猫とともに去りぬ
著者:ロダーリ, 関口 英子 / 出版社:光文社


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こんなチャーミングな小説をもっと早く読みたかったなあ! この本を読み始めてすぐの感想だ。ジャンニ・ロダーリは、イタリア中で親しまれている有名な作家だが、日本語への訳がなかなか難しい部分もあって、あまり紹介されなかったようだ。

表題作の「猫とともに去りぬ」では、元駅長でいまは退職したアントニオ氏は、居場所のない家を出て、古代ローマ遺跡の広場の猫として生活し始める。そのくらしがなんとも快適そうなのが愉快だ。水没の危機にあるヴェネチアを魚になって救う一家、ピサの斜塔をちょうだいするためにやってきた宇宙人など、思いもよらない行動にうって出るファンタジックな登場人物たち、イタリアならではのストーリーにたちまち魅了された。

この本独特のワクワク感はどこからくるかというと、洒脱なイタリア人のおじいさんのほら話を自分が子どもになって聞いているような気がするところ。そうしたらやっぱり。「猫とともに去りぬ」は、子どもたちに「もしおじいさんが猫になったら」という未完のお話を聞かせ、子どものやりとりを反映させて生まれたものなのだそうです。ロダーリさんの魔法の手で紡ぎ出された物語に、子どもたちの願いが込められているなんて素敵ですね。


価格:¥756
イタリアの太陽が生んだ、みずみずしい物語

魔法の庭
著者:イタロ・カルヴィーノ,和田 忠彦 / 出版社:筑摩書房


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イタリアを代表する作家イタロ・カルヴィーノは、『木のぼり男爵』『まっぷたつの子爵』『くもの巣の小道』などの名作をいくつも残している。奇想天外な作品のなかから、カルヴィーノの初期の短編集『魔法の庭』をセレクトした。

海びらきの日、子どもたちが坂道をかけおりてきて、紺碧の海に次々と飛び込んでいく。心躍る瞬間を鮮やかに描き出した「蟹だらけの船」。線路探検をしていたジョヴァンニーノとセレネッラが、人気のないお屋敷の庭に迷い込む「魔法の庭」。イタリアの風光明媚なリグリア海岸の町や村を舞台にした物語11編は、どれも切ないようなおかしみにあふれている。

同時代のイタリアを生き、早く逝ってしまったロダーリとカルヴィーノ。ふたりがもし生きていたら、21世紀のいまをどんな暖かな光で照らし出した作品を書いただろうか。イタリアの陽光と風に輝く物語をぜひ手にとってみてください。
・カフェオレな本  「カフェオレな本」一覧へ >>


価格:
¥1,890
ポップでシュールなアイスの国へ探検の旅

アイスクリームの国
著者:アントニイ バージェス, Anthony Burgess,Fulvio Testa,長田 弘,ファルビオ テスター / 出版社:みすず書房


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子どもたちにとってアイスクリームは夢そのもの。いつだって食べたくて大好きで、おとなになってもその気持ちがずっと続いている。アイスクリームを好きなだけ食べられるアイスクリームの国があるとしたら絶対行ってみたいと思うでしょう? 

絵本の作者は、伝説の映画『時計じかけのオレンジ』の原作者アントニイ・バージェス。絵本もさすがにシュールなおかしさにあふれている。アイスクリームの砂漠、アイスキャンディーの森、チョコレート・ソースの湖。アイスクリームの国をめざし探検の旅に出たジャックとトムとぼくの3人がそこで遭遇したものは……?

カラフルな絵は、ジェラードの国イタリアの画家によるもの。アイスクリームの店の絵がとても好きです。壁にはアイスキャンディーの絵。電気の傘の模様までアイスクリーム。いつまでも見飽きることのない絵本です。さあ、飛行船に乗って大冒険の旅へゴー!


・甘いココアな本  「甘いココアな本」一覧へ >>


価格:
¥2,625
ヴィンテージブライスとお菓子の小粋な本

アルフォートヨウガシテン
著者:あるふぉ〜と(やまだないと/オダニミユキ/ふじもとあや/カオル/chai) / 出版社:ホビージャパン


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1972年にアメリカで1年間だけ製造された人形、ヴィンテージのブライスがプリマドンナに扮してさまざまなお菓子を表現する、凝った趣向の本。漫画家のやまだないとさんらブライスファン5人が結成するビジュアルユニットが手がけている。

十一個のお菓子のレシピが、全十一幕のバレエ劇にもなっている。第一幕「女の子たちはピクニックへ」第七幕「帽子屋の茶会」第十一幕は「クリスタリゼ姫」と、乙女心全開のテーマに乗ってブライスが登場する。ドーナッツの帽子にマカロン模様のワンピース。ボンヌママンのジャムの赤いチェックのふたをかぶり、小さなエプロンをつけた、最高にかわいらしいブライスがいる。私は、パンケーキを見つめる表紙のブライスがいちばん気に入っている。作り手のブライスへの愛情が感じられ、ブライスファンにはたまらない本。


・アイリッシュな本  「アイリッシュな本」一覧へ >>


価格:
¥460
禁じられた愛をめぐる、鮮烈な小説世界

聖少女 改版
著者:倉橋 由美子 / 出版社:新潮社


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倉橋由美子の傑作『聖少女』が今年復刊された。物語の主人公は、交通事故で記憶を失った美少女・未紀。彼女は婚約者のKに、事故以前につづっていた一冊のノートを託す。それは「パパ」を全身全霊で「あいする」少女の日記だった。謎めいた日記の内容は真実かフィクションか、それとも未紀の願望でしかないのか。

『聖少女』をはじめて読んだのは、ずっと昔、旅先の北海道から帰る飛行機の中だったのだけれど、札幌の書店の文庫カバーがついたままの本は、いろいろな思い出と結びついていて、胸がきゅんとなる。今回、この生々しく狂おしい物語を再び夢中で味わった。倉橋由美子作品のすべてが復刊されるのを願っています。


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2012年05月−「謎めいて。芳醇に香るヴィンテージ・ワインのような本」
2012年04月−「自然とともに。白い花のエルダーフラワー・ジュースのような本 」
2012年03月−「散歩日和。春を探しに焼きたてのマフィンをかごに詰めて」
2012年02月−「いにしえの都。若草が香る鶯もちのような本」
2012年01月−「木の話。森で味わう深煎りのコーヒーのような本」
2011年12月−「本の迷宮。エレガントなカフェ・ロマーノのような本」
2011年11月−「空を見上げて。夕焼け色のカンパリ・オレンジのような本」
2011年10月−「キュートな絵本。甘いホット・ファッジ・サンデーのときめき」
2011年09月−「日本のふるさとへ。素朴でやさしい味わいの栗もちのような本」
2011年08月−「今日もふらりと。公園のベンチに座ってソフトクリームでひと休み」
2011年07月−「永遠の夏。昼下がりのライチジュースのような本」
2011年06月−「電車日和。駅のスタンドのコーヒーが旅の始まり」
2011年05月−「かぐわしい夏。絞り立てのマンゴージュースのような本」
2011年04月−「大切な言葉。深い余韻を残すエスプレッソマキアートのような本」
2011年03月−「おみせ大好き。縁日の綿あめのようなノスタルジックな本」
2011年02月−「日本の粋。和の心あふれる桜もちのような本」
2011年01月−「見る喜びに満ちて。心浮き立つシャンパン・サングリアのような本」
2010年12月−「思いを届けて。遥かな国の便りを待ちながらクリスマス・ティーを」
2010年11月−「ラブリー・ガール。甘い夢をのせたカップケーキのような本」
2010年10月−「緑あふれる本。庭の木陰でクリームティーを楽しみながら」
2010年09月−「夜のファンタジー。秋の匂いがするメープルミルクティーのような本」
2010年08月−「少年たちの物語。甘酸っぱいミックスベリーティーのような本」
2010年07月−「見果てぬ夢。眠れない夜にのむ白ビールのような本」
2010年06月−「島のごちそう。夏の午後のパインソルベのような本」
2010年05月−「世界は広い。異国の風が香るミント・ジュレップのような本」
2010年04月−「道を極める本。傍らには気を静めるオレンジピール・ティーを」
2010年03月−「ビバ!ミュージック。泡がきらめくハイボールのような本」
2010年02月−「青春の輝き。夢がはじけるライムソーダのような本」
2010年01月−「ぼくのコレクション。フランボワーズリキュールで至福の時を」
2009年12月−「無償の愛。真っ白なスノーボールクッキーのような本」
2009年11月−「短編をよむ快楽。ビターなチョコレート・ブラウニーのような本」
2009年10月−「地図を広げて。町角でほおばるドーナツのような本」
2009年09月−「たどりつく場所。運命を占うコーヒーのような本」
2009年08月−「光と影を映す版画の世界。スパイシーなチャイのような本」
2009年07月−「大人の寓話。ノスタルジアな思い出がつまったラムネのような本」
2009年06月−「都市の風景。街の灯りを映すジン・ライムのような本」
2009年05月−「小さな島の物語。夏の喜びがつまったマーマレードのような本」
2009年04月−「旅はつづく。乾いた風に混じるチコリコーヒーの匂いを感じる本」
2009年03月−「オーラが輝く人。芳香を放つリモンチェッロのような本」
2009年02月−「Boy Meets Girlのときめき。さわやかなダイキリのような本」
2009年01月−「怖い物語。マシュマロ入りのホットココアでぬくもりを」
2008年12月−「少女の夢。ふんわり甘いマドレーヌのような本」
2008年11月−「聖夜にちなんで。幸運のお菓子ミンス・パイと心温まる本を」
2008年10月−「アメリカの風景。日曜日のチョコレートサンデーのような本」
2008年09月−「水辺の物語。水の波紋のような花茶のゆらめきとともに」
2008年08月−「和を慈しむ。日本情緒あふれるみつまめのような本」
2008年07月−「毎日が夏休み。夏の思い出の味がする、いちごのかき氷のような本」
2008年06月−「自然のインスピレーション。清々しく香るオレンジティーのような本」
2008年05月−「初夏の夜の匂い。新鮮なミントの葉が香るモヒートのような本」
2008年04月−「ファンタジックな贈り物。カフェ・コレットのように深い味わいの本」
2008年03月−「豊かなイメージの喚起。太陽の光を浴びたサン・ティーのような本」
2008年02月−「愛され続けて。バターの風味豊かでスイートなマフィンのような本」
2008年01月−「懐かしい思い出の味。カラメルソースが優しく甘いプリンのような本」
2007年12月−「極上の日本文学に酔う。豊かな芳香に満ちたカルヴァドスのような本」
2007年11月−「大切な人への贈り物に。ハートを描いたカプチーノのように心温まる本」
2007年10月−「北欧から届いた便り。フィンランドの素朴なお菓子・プッラのような本」
2007年09月−「旅心を誘われて。秋の香りを運ぶお酒、ジャック・ローズのような本」
2007年08月−「ハンモックに揺られながら読む。夏の果実のシャーベットのような本」
2007年07月−「さわやかな風に吹かれて。夏の庭で飲む葡萄ジュースのような本」
2007年06月−「もし猫と話せたら。夢溢れる空想の物語はハニーミルクのように優しい」
2007年05月−「愛の言葉の響き。サングリアのように甘く、生き生きとした詩の一節を」
2007年04月−「忘れられない愛。ハート色をしたイチゴのクリームソーダになぞらえて」
2007年03月−「春を告げるレシピ。お祝いの喜びに溢れた復活祭のお菓子のような本」
2007年02月−「昔を知る喜び。傍らには沖縄伝統の真っ白な泡のブクブクー茶を」
2007年01月−「音楽への扉が開く音。それはスパークリング・ワインのコルクの音のよう」
2006年12月−「幸せの予感に満ちて。ビターな香りを運ぶココアカプチーノのような本」
2006年11月−「冬のパリへ。ベビー・シャンパンの生まれたての泡に乾杯」
2006年10月−「叙情溢れる物語。異国的な香りたちこめるアールグレイのような本」
2006年09月−「恋愛のアフォリズム。甘酸っぱさが優しいクランベリーソーダのような本」
2006年08月−「ご馳走の歓び。幸福の味がするヴィシソワーズのような本」
2006年07月−「遠い夏。思い出は懐かしいバニラ・アイスの甘さとともに」
2006年06月−「いつも一緒に。心を優しく鎮めるラベンダー・ティーのような本」
2006年05月−「緑の木陰でひと休み。泡ガラスで冷たい麦茶をどうぞ」
2006年04月−「極上の短編の味わい。それは複雑に香るフルーツ・ティーのよう」
2006年03月−「ピュアな魂の物語。かぐわしい野生の黒すぐりの果汁のような本」
2006年02月−「花の色と香りで春を先取り。心華やぐローズヒップティーのような本」
2006年01月−「日本の良きたたずまいを思う。初春の読書に気持ちも新たにお抹茶を」
2005年12月−「冬の夜の静けさ。深い感動をコーヒー・グロッグの温かさとともに」
2005年11月−「究極の美に浸る喜び。贅沢なミモザのような本」
2005年10月−「自由気ままな旅へ。異国の地で飲む一杯のカプチーノから」
2005年09月−「季節が移ろう気配。メープルプディングで秋の深まりを感じる本を」
2005年08月−「愛と絶望の炸裂。そのきらめきは色が弾けるフルーツパンチのよう」
2005年07月−「私のパラダイス。その心地よさはカフェオレフロートの冷たい舌触り」
2005年06月−「夢と奇跡を巻き起こす。ミラクルな甘さのキャラメルラテのような本」
2005年05月−「楽園の神秘に思いを馳せる。コナコーヒーの深い香りを感じながら」
2005年04月−「果汁の一滴一滴がもたらす愛と美。濃厚なざくろジュースのような本」
2005年03月−「南風が吹き、光に包まれる季節。青空の下の読書には辛口の白ワイン」
2005年02月−「心の奥の記憶が甦る。夏の日のレモネードのような本」
2005年01月−「果実の香りは最高のアロマ。泡が輝くロゼ・シャンパンのような本」
2004年11月−「心からくつろいで。さわやかな香りを運ぶジャスミン・ティー。」
2004年10月−「豊かな人生の彩り。その独特の味わいは、桂花陳酒の香りのよう」
2004年09月−「身を焦がす情熱。カフェ・マッキャートのように濃い、人生の軌跡」
2004年08月−「甘くせつない郷愁。バナナ・ジュースのやさしい記憶に身を任せて」
2004年07月−「空と海と大地に宿る命。体を潤すグアバ・ジュースのような本」
2004年05月−「柔らかく無垢な眼差し。香り高いココナッツ・カプチーノのような本」
2004年04月−「官能的なルビー色の果肉。絞り立てのブラッドオレンジを飲みほして」
2004年02月−「本を開くと溢れる愛。カルーア・ミルクで心に休息を。」
2004年01月−「一匙のジャムは心の癒し。冬の夢へ誘うロシアン・ティーのような本」
2003年12月−「濃厚な甘さとほろ苦さ。あつあつのホットチョコレートのような本」
2003年11月−「待ち遠しいクリスマス。本の傍らには聖夜の定番・エッグノッグを」
2003年10月−「どこか懐かしい蜂蜜の味。とろりと甘いハニーカフェラテのような本」
2003年09月−「見ているだけで幸せ。華やかなハイビスカス・ティーのような本。」



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