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まっこリ〜ナのカフェボンボン
大の本好き&現役編集者の「まっこり〜ナ」さんが、Hon-Cafeで、特別連載をしてくださることになりました! 開くと幸せな気持ちになれる、ラブパワーあふれる本を、Cafeのメニューになぞらえて毎月セレクトしてくださいますよー。更新は毎月第3火曜日。どうぞお見逃しなく!
真冬におすすめの怖い本

年末年始にかけて、ミステリー小説を立て続けに読んだこともあり、今回の月替わりメニューは、怖〜い物語を2冊選びました。怖い話を真冬に読むのもオツなもの。独特な怖さを味わってください。

そして、今年も、小説、絵本、写真集、料理などさまざまなジャンルの本を、読書気分を盛り上げるカフェメニューと共にご紹介していきたいと思います。もし、今までにセレクトした本が全部そろった本棚があるとしたら、ブックカフェや移動図書館のような感じでしょうか。そんな空間が実在する気がしています・・・。

本年もどうぞよろしくお願いします。

さて、今月の月替わりメニューは、マシュマロ入りのホットココア。ふわふわのマシュマロをのせて飲むココアは、冬の飲み物として格別です。熱々の甘いココアが、怖い物語で冷えた心と体を温めてくれますように。


まっこリ〜ナイメージ
まっこリ〜ナ Profile

編集者。出版社勤務を経て現在フリーランス。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。趣味は草花園芸、透明な海でのスノーケリング、ヨガ。夢は沖縄に移住してマンゴーの木を植えて暮らすこと。
今月は……「怖い物語。マシュマロ入りのホットココアでぬくもりを」


価格:¥1,600
日本の風景にひそむ異界

不連続の世界
著者:恩田陸 / 出版社:幻冬舎


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異界への入り口を覗き見したような印象の連作短編集。暗闇に見えないはずのものを見たり、突然、冷たい風を頬に感じた瞬間に、日常に異質なものが混じっていることに気づく。見慣れた世界にねじれが生じる時、人は底知れない不安や怖れを感じるのかもしれない。

このねじれの気配に人一倍敏感なのが、主人公の塚崎多聞。ミステリアスな出来事に遭遇しやすい体質なのか、自分から引き寄せてしまうのか。多聞は敏感なわりには動ずることなく、謎の真相にひょうひょうと迫ります。

ある歌を聞いた人が次々に死ぬ「悪魔を憐れむ歌」のうわさ話、砂丘消失を描く「砂丘ピクニック」での不可解な現象も、都市伝説やホラーのようなおどろおどろしさがなく、情感のあるミステリーに仕上がっています。「砂丘ピクニック」で語られる砂丘の写真家・植田正治の不思議な世界は、恩田ワールドにすごくよくマッチしている気がします。

物語の舞台は、奈良、尾道、鳥取など趣きのある土地ばかり。旅情に誘われて、柳川が舞台の『月の裏側』を読み返したくなりました。多聞が登場する『月の裏側』は2005年6月にご紹介していますので、ご覧になってみてください。


価格:¥1,575
子どもが主役の恐怖の物語

モンタギューおじさんの怖い話
著者:クリス プリーストリー / 出版社:理論社


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主人公のエドガー少年は、学校がお休みになると、モンタギューおじさんの家を一人訪ねます。森のはずれにあるお屋敷で、おじさんの話を聞くためです。話といっても面白おかしい話ではなく、背筋が凍るようなこわーいお話。びくびくしつつも怪談話が聞きたいこの気持ち、わかりますよね。洞窟のように暗い書斎の暖炉の前に座ると、さあ、おじさんの話の始まりです。

不気味な物語の主人公は、みんなエドガーと同じ年頃の子どもたち。この子たちに起こった出来事を、自分のことのように感じるエドガーのおびえが伝わってきます。おじさんがいくつも話をするうちに、奈落の底に落ちていくような恐怖がじわじわとボディーブローのように効いてきます。これ以上は言えませんが、取り返しがつかないって怖いことです、本当に。

おじさんの物語の怖さの種類はいろいろですが、ストーリーの背景にある古いお屋敷や牧師館、墓地のような庭や薄暗い森など、イギリス独特の雰囲気が不気味さをかもし出しています。妖しさや情念とはまた違うところにある怖さですね。

子どもの頃からエドガー・アラン・ポーやレイ・ブラッドベリが好きだったという著者の悪夢の世界に引きずり込まれました。不気味可愛い装丁もいいですね!
・カフェオレな本  「カフェオレな本」一覧へ >>


価格:
¥1,300
心ゆくまで休みたくなったら

二週間の休暇
著者:フジモト マサル / 出版社:講談社


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人気漫画家でイラストレーターのフジモトマサルさんの初の長編漫画。木陰のテーブルに鳥たちに囲まれて座る女の子の絵のカバーに、『不思議の国のアリス』のお茶会を思い出しました。奇妙でやさしい不思議な世界。住人たちのじゃまをしないよう、そおっと足を踏み入れてみましょう。

忙しい会社勤めに疲れ果てた主人公の日菜子の願いは「何もかも忘れてゆっくりしたい」ということ。のんびり読書をしたり、時間をかけて料理をしたりしたい。その願いが完全に現実になったとしたら? 日菜子の願いを叶えようと、不思議な世界の住人たちが彼女のもとにやってきます。「鳥の国」へ招待するために……。

ゆったりとした時間が流れる鳥の国に癒されて、心の凝りと疲れが溶けていく。本当は逃げ出したいのに、現実に直面しなきゃいけない。そんなジレンマに苦しんでいたら、この本を読んでみてください。たまには自分に休み時間を!


・レモン水な本  「レモン水な本」一覧へ >>


価格:
¥1,680
内気な少年とゴーストの冒険ファンタジー

ぼくは夜に旅をする
著者:キャサリン・マーシュ / 出版社:早川書房


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人間は死んだらどこにいくのだろう。愛する人に一目会いたい。この問いかけへの答えのひとつがこの物語です。

幼いときに母を亡くした14歳のジャックは、ある日、ニューヨークの駅で不思議な少女と出会います。少女に案内された先は、なんと死者の世界への入り口。ジャックの母を探すため、二人は死者の国の旅に出ます。ゴーストたちの暮らしぶりの意外性がこの物語の魅力です。実際こんな感じかもしれないと思えてしまう。酒場に集ったりバスケットボール観戦をしたり、生きているときとあまり変わらないのです。「とりつく」様子は切実で切ないけれど……。

ゴーストにしかできない技は、自由に空を飛ぶこと。ジャックと少女が冬の夜空を手をつないで飛び回るのは、ぞくぞくするほど心ときめくシーンです。ニューヨークの摩天楼をはるか彼方に悠々と飛ぶ素敵な場面。映画的だと思ったら、やはり映画化されるんですって。ファンタジックな美しい物語を想像の翼をはためかせて楽しんで。アメリカ探偵作家クラブ賞受賞作。


・日本茶な本  「日本茶な本」一覧へ >>


価格:
¥609
日本の四季に合わせた、からだのケア術

かわいい暮らしのからだ暦
著者:寺門 琢己 / 出版社:ポプラ社


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1年のうちでもっとも寒さが厳しい今の季節、みなさんはどんなことに気をつけていますか? 乾燥したお肌や運動不足、体の冷えが気になりませんか。本書は『骨盤教室』でおなじみの寺門琢巳先生が、日本の四季の変化に基づいた体と心のケアを伝授します。

例えば睦月。年末からお正月にかけての食べ過ぎで、大きな負担を受けているのは腎臓です。腎臓に効く豚肉と旬の白菜の鍋物のレシピが参考になりますよ。私も何度も作って食べています! すぐに実践したい体のねじれを直す体操や正しい腰湯の方法も、かわいいイラストで解説されています。

四季の変化や過酷な環境が体に与える影響をちゃんと知ることがとても大切。まずは2月初めの立春を乗り切らなくちゃ。そして、春先の花粉症やアレルギーに備えて、しっかり準備しておきましょう!


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BackNumber
2012年05月−「謎めいて。芳醇に香るヴィンテージ・ワインのような本」
2012年04月−「自然とともに。白い花のエルダーフラワー・ジュースのような本 」
2012年03月−「散歩日和。春を探しに焼きたてのマフィンをかごに詰めて」
2012年02月−「いにしえの都。若草が香る鶯もちのような本」
2012年01月−「木の話。森で味わう深煎りのコーヒーのような本」
2011年12月−「本の迷宮。エレガントなカフェ・ロマーノのような本」
2011年11月−「空を見上げて。夕焼け色のカンパリ・オレンジのような本」
2011年10月−「キュートな絵本。甘いホット・ファッジ・サンデーのときめき」
2011年09月−「日本のふるさとへ。素朴でやさしい味わいの栗もちのような本」
2011年08月−「今日もふらりと。公園のベンチに座ってソフトクリームでひと休み」
2011年07月−「永遠の夏。昼下がりのライチジュースのような本」
2011年06月−「電車日和。駅のスタンドのコーヒーが旅の始まり」
2011年05月−「かぐわしい夏。絞り立てのマンゴージュースのような本」
2011年04月−「大切な言葉。深い余韻を残すエスプレッソマキアートのような本」
2011年03月−「おみせ大好き。縁日の綿あめのようなノスタルジックな本」
2011年02月−「日本の粋。和の心あふれる桜もちのような本」
2011年01月−「見る喜びに満ちて。心浮き立つシャンパン・サングリアのような本」
2010年12月−「思いを届けて。遥かな国の便りを待ちながらクリスマス・ティーを」
2010年11月−「ラブリー・ガール。甘い夢をのせたカップケーキのような本」
2010年10月−「緑あふれる本。庭の木陰でクリームティーを楽しみながら」
2010年09月−「夜のファンタジー。秋の匂いがするメープルミルクティーのような本」
2010年08月−「少年たちの物語。甘酸っぱいミックスベリーティーのような本」
2010年07月−「見果てぬ夢。眠れない夜にのむ白ビールのような本」
2010年06月−「島のごちそう。夏の午後のパインソルベのような本」
2010年05月−「世界は広い。異国の風が香るミント・ジュレップのような本」
2010年04月−「道を極める本。傍らには気を静めるオレンジピール・ティーを」
2010年03月−「ビバ!ミュージック。泡がきらめくハイボールのような本」
2010年02月−「青春の輝き。夢がはじけるライムソーダのような本」
2010年01月−「ぼくのコレクション。フランボワーズリキュールで至福の時を」
2009年12月−「無償の愛。真っ白なスノーボールクッキーのような本」
2009年11月−「短編をよむ快楽。ビターなチョコレート・ブラウニーのような本」
2009年10月−「地図を広げて。町角でほおばるドーナツのような本」
2009年09月−「たどりつく場所。運命を占うコーヒーのような本」
2009年08月−「光と影を映す版画の世界。スパイシーなチャイのような本」
2009年07月−「大人の寓話。ノスタルジアな思い出がつまったラムネのような本」
2009年06月−「都市の風景。街の灯りを映すジン・ライムのような本」
2009年05月−「小さな島の物語。夏の喜びがつまったマーマレードのような本」
2009年04月−「旅はつづく。乾いた風に混じるチコリコーヒーの匂いを感じる本」
2009年03月−「オーラが輝く人。芳香を放つリモンチェッロのような本」
2009年02月−「Boy Meets Girlのときめき。さわやかなダイキリのような本」
2009年01月−「怖い物語。マシュマロ入りのホットココアでぬくもりを」
2008年12月−「少女の夢。ふんわり甘いマドレーヌのような本」
2008年11月−「聖夜にちなんで。幸運のお菓子ミンス・パイと心温まる本を」
2008年10月−「アメリカの風景。日曜日のチョコレートサンデーのような本」
2008年09月−「水辺の物語。水の波紋のような花茶のゆらめきとともに」
2008年08月−「和を慈しむ。日本情緒あふれるみつまめのような本」
2008年07月−「毎日が夏休み。夏の思い出の味がする、いちごのかき氷のような本」
2008年06月−「自然のインスピレーション。清々しく香るオレンジティーのような本」
2008年05月−「初夏の夜の匂い。新鮮なミントの葉が香るモヒートのような本」
2008年04月−「ファンタジックな贈り物。カフェ・コレットのように深い味わいの本」
2008年03月−「豊かなイメージの喚起。太陽の光を浴びたサン・ティーのような本」
2008年02月−「愛され続けて。バターの風味豊かでスイートなマフィンのような本」
2008年01月−「懐かしい思い出の味。カラメルソースが優しく甘いプリンのような本」
2007年12月−「極上の日本文学に酔う。豊かな芳香に満ちたカルヴァドスのような本」
2007年11月−「大切な人への贈り物に。ハートを描いたカプチーノのように心温まる本」
2007年10月−「北欧から届いた便り。フィンランドの素朴なお菓子・プッラのような本」
2007年09月−「旅心を誘われて。秋の香りを運ぶお酒、ジャック・ローズのような本」
2007年08月−「ハンモックに揺られながら読む。夏の果実のシャーベットのような本」
2007年07月−「さわやかな風に吹かれて。夏の庭で飲む葡萄ジュースのような本」
2007年06月−「もし猫と話せたら。夢溢れる空想の物語はハニーミルクのように優しい」
2007年05月−「愛の言葉の響き。サングリアのように甘く、生き生きとした詩の一節を」
2007年04月−「忘れられない愛。ハート色をしたイチゴのクリームソーダになぞらえて」
2007年03月−「春を告げるレシピ。お祝いの喜びに溢れた復活祭のお菓子のような本」
2007年02月−「昔を知る喜び。傍らには沖縄伝統の真っ白な泡のブクブクー茶を」
2007年01月−「音楽への扉が開く音。それはスパークリング・ワインのコルクの音のよう」
2006年12月−「幸せの予感に満ちて。ビターな香りを運ぶココアカプチーノのような本」
2006年11月−「冬のパリへ。ベビー・シャンパンの生まれたての泡に乾杯」
2006年10月−「叙情溢れる物語。異国的な香りたちこめるアールグレイのような本」
2006年09月−「恋愛のアフォリズム。甘酸っぱさが優しいクランベリーソーダのような本」
2006年08月−「ご馳走の歓び。幸福の味がするヴィシソワーズのような本」
2006年07月−「遠い夏。思い出は懐かしいバニラ・アイスの甘さとともに」
2006年06月−「いつも一緒に。心を優しく鎮めるラベンダー・ティーのような本」
2006年05月−「緑の木陰でひと休み。泡ガラスで冷たい麦茶をどうぞ」
2006年04月−「極上の短編の味わい。それは複雑に香るフルーツ・ティーのよう」
2006年03月−「ピュアな魂の物語。かぐわしい野生の黒すぐりの果汁のような本」
2006年02月−「花の色と香りで春を先取り。心華やぐローズヒップティーのような本」
2006年01月−「日本の良きたたずまいを思う。初春の読書に気持ちも新たにお抹茶を」
2005年12月−「冬の夜の静けさ。深い感動をコーヒー・グロッグの温かさとともに」
2005年11月−「究極の美に浸る喜び。贅沢なミモザのような本」
2005年10月−「自由気ままな旅へ。異国の地で飲む一杯のカプチーノから」
2005年09月−「季節が移ろう気配。メープルプディングで秋の深まりを感じる本を」
2005年08月−「愛と絶望の炸裂。そのきらめきは色が弾けるフルーツパンチのよう」
2005年07月−「私のパラダイス。その心地よさはカフェオレフロートの冷たい舌触り」
2005年06月−「夢と奇跡を巻き起こす。ミラクルな甘さのキャラメルラテのような本」
2005年05月−「楽園の神秘に思いを馳せる。コナコーヒーの深い香りを感じながら」
2005年04月−「果汁の一滴一滴がもたらす愛と美。濃厚なざくろジュースのような本」
2005年03月−「南風が吹き、光に包まれる季節。青空の下の読書には辛口の白ワイン」
2005年02月−「心の奥の記憶が甦る。夏の日のレモネードのような本」
2005年01月−「果実の香りは最高のアロマ。泡が輝くロゼ・シャンパンのような本」
2004年11月−「心からくつろいで。さわやかな香りを運ぶジャスミン・ティー。」
2004年10月−「豊かな人生の彩り。その独特の味わいは、桂花陳酒の香りのよう」
2004年09月−「身を焦がす情熱。カフェ・マッキャートのように濃い、人生の軌跡」
2004年08月−「甘くせつない郷愁。バナナ・ジュースのやさしい記憶に身を任せて」
2004年07月−「空と海と大地に宿る命。体を潤すグアバ・ジュースのような本」
2004年05月−「柔らかく無垢な眼差し。香り高いココナッツ・カプチーノのような本」
2004年04月−「官能的なルビー色の果肉。絞り立てのブラッドオレンジを飲みほして」
2004年02月−「本を開くと溢れる愛。カルーア・ミルクで心に休息を。」
2004年01月−「一匙のジャムは心の癒し。冬の夢へ誘うロシアン・ティーのような本」
2003年12月−「濃厚な甘さとほろ苦さ。あつあつのホットチョコレートのような本」
2003年11月−「待ち遠しいクリスマス。本の傍らには聖夜の定番・エッグノッグを」
2003年10月−「どこか懐かしい蜂蜜の味。とろりと甘いハニーカフェラテのような本」
2003年09月−「見ているだけで幸せ。華やかなハイビスカス・ティーのような本。」



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