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まっこリ〜ナのカフェボンボン
大の本好き&現役編集者の「まっこり〜ナ」さんが、Hon-Cafeで、特別連載をしてくださることになりました! 開くと幸せな気持ちになれる、ラブパワーあふれる本を、Cafeのメニューになぞらえて毎月セレクトしてくださいますよー。更新は毎月第3火曜日。どうぞお見逃しなく!
『SLUMDUNK』再び

最近、ちょっと寝不足です。それは眠る前に読んでいる漫画『SLUMDUNK』のせい。面白すぎてやめられないんです。先を読みたいだけじゃなくて、今読んだばかりのページをまた読み直したくなる。心にしみる名言や名シーンを何度も見返したい。好きな人と別れてすぐにもう会いたい、あの気持ちです。

高校バスケットボール漫画の大傑作『SLUMDUNK』。バスケットにすべてをかける湘北高校バスケ部メンバーたちの熱い心に何度も泣いちゃいました。かつてこの作品に夢中になったという方も多いと思いますが、夢を持ちにくい今の時代にこそ、多くの人に読んでほしい作品です。

桜木花道、流川楓、三井寿、赤木剛憲、宮城リョータ……。この男たちに出会ったら絶対何かが変わるはず。きっと勇気をもらえます! 私が特に好きなのは、やっぱり主人公の桜木花道と、元不良のミッチーこと三井寿、ライバル陵南高校の仙道彰です。ミッチーにはな〜んか男の色気があると思いません? っと、話題は尽きませんが、今日はこのへんで。

さて、今月の月替わりメニューは、ダイキリ。ライムの香りがさわやかなラムベースのカクテルです。ボーイ・ミーツ・ガールの酩酊と魔法の瞬間にぴったりです。


まっこリ〜ナイメージ
まっこリ〜ナ Profile

編集者。出版社勤務を経て現在フリーランス。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。趣味は草花園芸、透明な海でのスノーケリング、ヨガ。夢は沖縄に移住してマンゴーの木を植えて暮らすこと。
今月は……「Boy Meets Girlのときめき。さわやかなダイキリのような本」


価格:¥1,500
少年と少女とおとなの絆を描く感動作

空へ向かう花
著者:小路 幸也 / 出版社:講談社


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まさにボーイミーツガールな一冊は、『東京バンドワゴン』シリーズで人気の小路幸也の作品。ある日ビルの屋上で出会った少年と少女。名前はハルとカホ。まだ小学6年生なのに、つらくたえがたい過去を背負っている。そんな彼らがカホの住む古いビルの屋上で過ごすうち、だんだん親しくなっていく。

ハルとカホが信頼し、ふたりを見守るおとなたちがいてくれるのが心強い。本当の支えになってくれれば、家族でなかったとしてもかまわないのだと思う。傷ついて歯を食いしばって生きる子どもたちに、おとなができることは何だろう? シンプルで温かなストーリーがぐっと心にしみる。

そういえば、最近読んだミステリー小説『屋上ミサイル』も屋上を舞台にした作品だった。三浦しをんの『月魚』の屋上から花火を見るシーンも好きだった。屋上ってワクワクする空間ですよね。ドキドキかな? 非日常的で、どこまでも空に近づくようで、好きな人と放課後いっしょにいたい場所。そこは物語が始まる場所であって、終わる場所であってはいけない。屋上から始まる素敵な物語をまたひとつ知りました。


価格:¥580
キュートで古風な恋愛小説

夜は短し歩けよ乙女
著者:森見 登美彦 / 出版社:角川グループパブリッシング


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ストーリーも登場人物も表紙もすべてが可愛くきらめいている。舞台は京都、大学生の「私」は、クラブの後輩の「黒髪の乙女」にぞっこんひとめぼれ。京都の町じゅう彼女のあとをつけ偶然の出会いを装うも、清楚で純真な乙女は「奇遇ですねえ」と言うばかりで「先輩」の想いに気づかない。

ふたりが出会うのは、夜の木屋町から先斗町、夏の下鴨神社の古本市、銀閣寺に哲学の道、学園祭と京都ならではの風情ある場所。ふたりのまわりにいつも奇人変人たちが出没して、大混乱が巻き起こる。

この混乱ぶりが作者の真骨頂、奇想天外なマジックを見ているようで片時も目が離せない。色とりどりの吹き流しがたなびく三階列車が夜の先斗町を走るシーンはすごく幻想的。こんな光景をおもい浮かべながら書くのは実に楽しいだろうなあ。やがて季節は巡り、先輩の恋の行方が気にかかる。京都の季節の移り変わりを楽しみつつも……。

古風でリズミカルな文体に身を委ねれば、夢うつつの酩酊気分が待っています。今回の月替わりメニューは、ラム酒を愛する「黒髪の乙女」にちなみました。
・フレッシュジュースな本  「フレッシュジュースな本」一覧へ >>


価格:
¥1,429
スポーツの本質を突く辛口対談

ニッポンはどうすれば勝てるのか?
著者:玉木正之/金子達仁 / 出版社:アスペクト


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こんなことを言ってはなんだけど、男子サッカー日本代表の選手たちって、線が細そうに見える。応援しながらもふと不安がよぎる。サッカーに限らず、日本チームがタフな世界の強豪を相手に勝ち抜いていくにはどうしたらいいのか。

スポーツライターの玉木正之氏と金子達仁氏が、歯に衣着せぬ物言いで、日本のスポーツの現状を語り明かす。話題はサッカーW杯、野球のWBC、北京五輪から東京五輪招致、相撲問題など、日本が今まさに直面していること。

「サッカーはできるけど、ケンカが弱い」日本代表のサッカーについての玉木氏の言葉が印象的。対談は辛口ですが、それはスポーツを愛すればこそ、日本に勝ってほしいからこそ。日頃スポーツを楽しみつつも「なんか違う…。」と感じていたあいまいさが解消されてスカッとします。スポーツ界の現状を知るのにうってつけの一冊。


・アイリッシュな本  「アイリッシュな本」一覧へ >>


価格:
¥1,400
食の安全も問う、華やかな美食ミステリー

蜜蜂のデザート
著者:拓未司 / 出版社:宝島社


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「このミステリーがすごい!」大賞受賞作第2弾。神戸の人気レストランのオーナーシェフ・柴山幸太が、華麗なパティスリー界に渦巻く陰謀を暴くミステリー。幸太のフレンチスタイルの店〈ビストロ・コウタ〉がとても魅力的で、実在するならぜひ訪れてみたい。

厨房で日々腕をふるう幸太は、メニューを毎日変えるというこだわりを持つ。美味しい食事をお客に出すことに全力を注ぐ幸太のようなシェフは、邪悪な事件とは無縁の存在に思えるしそうであってほしい。それがいつの間にか恐ろしい陰謀に巻き込まれていくのが、この作品の不気味さです。

あるパティスリーで起きた食中毒事件をきっかけに、次々と起こる事件の真相とは? グルメ界の競争の激しさや厳しさ、またその奥の深さも実感。著者はフランス料理店での経験もある元料理人。作品に散りばめられた絶品スイーツには参りました。


・エスプレッソな本  「エスプレッソな本」一覧へ >>


価格:
¥470
身も心もそそられる恋愛詩集

求愛瞳孔反射
著者:穂村弘 / 出版社:河出書房新社


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デニーズやドライブスルーのマクドナルド。それから渋谷のスクランブル交差点。誰もが何気なく通り過ぎる日常的な場所なのに、そこはほんのちょっとだけ未来的。夜の光のなか、恋人たちの熱が発光する。とらえどころがなくて切なくて、詩の言葉はなんだか暗闇にふわふわと漂うクラゲのようです。

作者は歌人の穂村弘氏。エッセイも抜群に面白いけど、詩集もすごくいいのです。中学生のころ、憧れの先輩にビートルズ詩集の文庫本を贈った友人がいたけれど、心にびんびん響く言葉がいっぱい詰まったこの本もプレゼントにいいんじゃないかな。男の子から女の子へ。その逆でもいいね。

「デニーズ・ラブ」「キスをしながら」「チョコくッキ」「ホームレス・バター」「もんじゃやき」など心そそられるタイトルの作品が多数収録されています。


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2012年05月−「謎めいて。芳醇に香るヴィンテージ・ワインのような本」
2012年04月−「自然とともに。白い花のエルダーフラワー・ジュースのような本 」
2012年03月−「散歩日和。春を探しに焼きたてのマフィンをかごに詰めて」
2012年02月−「いにしえの都。若草が香る鶯もちのような本」
2012年01月−「木の話。森で味わう深煎りのコーヒーのような本」
2011年12月−「本の迷宮。エレガントなカフェ・ロマーノのような本」
2011年11月−「空を見上げて。夕焼け色のカンパリ・オレンジのような本」
2011年10月−「キュートな絵本。甘いホット・ファッジ・サンデーのときめき」
2011年09月−「日本のふるさとへ。素朴でやさしい味わいの栗もちのような本」
2011年08月−「今日もふらりと。公園のベンチに座ってソフトクリームでひと休み」
2011年07月−「永遠の夏。昼下がりのライチジュースのような本」
2011年06月−「電車日和。駅のスタンドのコーヒーが旅の始まり」
2011年05月−「かぐわしい夏。絞り立てのマンゴージュースのような本」
2011年04月−「大切な言葉。深い余韻を残すエスプレッソマキアートのような本」
2011年03月−「おみせ大好き。縁日の綿あめのようなノスタルジックな本」
2011年02月−「日本の粋。和の心あふれる桜もちのような本」
2011年01月−「見る喜びに満ちて。心浮き立つシャンパン・サングリアのような本」
2010年12月−「思いを届けて。遥かな国の便りを待ちながらクリスマス・ティーを」
2010年11月−「ラブリー・ガール。甘い夢をのせたカップケーキのような本」
2010年10月−「緑あふれる本。庭の木陰でクリームティーを楽しみながら」
2010年09月−「夜のファンタジー。秋の匂いがするメープルミルクティーのような本」
2010年08月−「少年たちの物語。甘酸っぱいミックスベリーティーのような本」
2010年07月−「見果てぬ夢。眠れない夜にのむ白ビールのような本」
2010年06月−「島のごちそう。夏の午後のパインソルベのような本」
2010年05月−「世界は広い。異国の風が香るミント・ジュレップのような本」
2010年04月−「道を極める本。傍らには気を静めるオレンジピール・ティーを」
2010年03月−「ビバ!ミュージック。泡がきらめくハイボールのような本」
2010年02月−「青春の輝き。夢がはじけるライムソーダのような本」
2010年01月−「ぼくのコレクション。フランボワーズリキュールで至福の時を」
2009年12月−「無償の愛。真っ白なスノーボールクッキーのような本」
2009年11月−「短編をよむ快楽。ビターなチョコレート・ブラウニーのような本」
2009年10月−「地図を広げて。町角でほおばるドーナツのような本」
2009年09月−「たどりつく場所。運命を占うコーヒーのような本」
2009年08月−「光と影を映す版画の世界。スパイシーなチャイのような本」
2009年07月−「大人の寓話。ノスタルジアな思い出がつまったラムネのような本」
2009年06月−「都市の風景。街の灯りを映すジン・ライムのような本」
2009年05月−「小さな島の物語。夏の喜びがつまったマーマレードのような本」
2009年04月−「旅はつづく。乾いた風に混じるチコリコーヒーの匂いを感じる本」
2009年03月−「オーラが輝く人。芳香を放つリモンチェッロのような本」
2009年02月−「Boy Meets Girlのときめき。さわやかなダイキリのような本」
2009年01月−「怖い物語。マシュマロ入りのホットココアでぬくもりを」
2008年12月−「少女の夢。ふんわり甘いマドレーヌのような本」
2008年11月−「聖夜にちなんで。幸運のお菓子ミンス・パイと心温まる本を」
2008年10月−「アメリカの風景。日曜日のチョコレートサンデーのような本」
2008年09月−「水辺の物語。水の波紋のような花茶のゆらめきとともに」
2008年08月−「和を慈しむ。日本情緒あふれるみつまめのような本」
2008年07月−「毎日が夏休み。夏の思い出の味がする、いちごのかき氷のような本」
2008年06月−「自然のインスピレーション。清々しく香るオレンジティーのような本」
2008年05月−「初夏の夜の匂い。新鮮なミントの葉が香るモヒートのような本」
2008年04月−「ファンタジックな贈り物。カフェ・コレットのように深い味わいの本」
2008年03月−「豊かなイメージの喚起。太陽の光を浴びたサン・ティーのような本」
2008年02月−「愛され続けて。バターの風味豊かでスイートなマフィンのような本」
2008年01月−「懐かしい思い出の味。カラメルソースが優しく甘いプリンのような本」
2007年12月−「極上の日本文学に酔う。豊かな芳香に満ちたカルヴァドスのような本」
2007年11月−「大切な人への贈り物に。ハートを描いたカプチーノのように心温まる本」
2007年10月−「北欧から届いた便り。フィンランドの素朴なお菓子・プッラのような本」
2007年09月−「旅心を誘われて。秋の香りを運ぶお酒、ジャック・ローズのような本」
2007年08月−「ハンモックに揺られながら読む。夏の果実のシャーベットのような本」
2007年07月−「さわやかな風に吹かれて。夏の庭で飲む葡萄ジュースのような本」
2007年06月−「もし猫と話せたら。夢溢れる空想の物語はハニーミルクのように優しい」
2007年05月−「愛の言葉の響き。サングリアのように甘く、生き生きとした詩の一節を」
2007年04月−「忘れられない愛。ハート色をしたイチゴのクリームソーダになぞらえて」
2007年03月−「春を告げるレシピ。お祝いの喜びに溢れた復活祭のお菓子のような本」
2007年02月−「昔を知る喜び。傍らには沖縄伝統の真っ白な泡のブクブクー茶を」
2007年01月−「音楽への扉が開く音。それはスパークリング・ワインのコルクの音のよう」
2006年12月−「幸せの予感に満ちて。ビターな香りを運ぶココアカプチーノのような本」
2006年11月−「冬のパリへ。ベビー・シャンパンの生まれたての泡に乾杯」
2006年10月−「叙情溢れる物語。異国的な香りたちこめるアールグレイのような本」
2006年09月−「恋愛のアフォリズム。甘酸っぱさが優しいクランベリーソーダのような本」
2006年08月−「ご馳走の歓び。幸福の味がするヴィシソワーズのような本」
2006年07月−「遠い夏。思い出は懐かしいバニラ・アイスの甘さとともに」
2006年06月−「いつも一緒に。心を優しく鎮めるラベンダー・ティーのような本」
2006年05月−「緑の木陰でひと休み。泡ガラスで冷たい麦茶をどうぞ」
2006年04月−「極上の短編の味わい。それは複雑に香るフルーツ・ティーのよう」
2006年03月−「ピュアな魂の物語。かぐわしい野生の黒すぐりの果汁のような本」
2006年02月−「花の色と香りで春を先取り。心華やぐローズヒップティーのような本」
2006年01月−「日本の良きたたずまいを思う。初春の読書に気持ちも新たにお抹茶を」
2005年12月−「冬の夜の静けさ。深い感動をコーヒー・グロッグの温かさとともに」
2005年11月−「究極の美に浸る喜び。贅沢なミモザのような本」
2005年10月−「自由気ままな旅へ。異国の地で飲む一杯のカプチーノから」
2005年09月−「季節が移ろう気配。メープルプディングで秋の深まりを感じる本を」
2005年08月−「愛と絶望の炸裂。そのきらめきは色が弾けるフルーツパンチのよう」
2005年07月−「私のパラダイス。その心地よさはカフェオレフロートの冷たい舌触り」
2005年06月−「夢と奇跡を巻き起こす。ミラクルな甘さのキャラメルラテのような本」
2005年05月−「楽園の神秘に思いを馳せる。コナコーヒーの深い香りを感じながら」
2005年04月−「果汁の一滴一滴がもたらす愛と美。濃厚なざくろジュースのような本」
2005年03月−「南風が吹き、光に包まれる季節。青空の下の読書には辛口の白ワイン」
2005年02月−「心の奥の記憶が甦る。夏の日のレモネードのような本」
2005年01月−「果実の香りは最高のアロマ。泡が輝くロゼ・シャンパンのような本」
2004年11月−「心からくつろいで。さわやかな香りを運ぶジャスミン・ティー。」
2004年10月−「豊かな人生の彩り。その独特の味わいは、桂花陳酒の香りのよう」
2004年09月−「身を焦がす情熱。カフェ・マッキャートのように濃い、人生の軌跡」
2004年08月−「甘くせつない郷愁。バナナ・ジュースのやさしい記憶に身を任せて」
2004年07月−「空と海と大地に宿る命。体を潤すグアバ・ジュースのような本」
2004年05月−「柔らかく無垢な眼差し。香り高いココナッツ・カプチーノのような本」
2004年04月−「官能的なルビー色の果肉。絞り立てのブラッドオレンジを飲みほして」
2004年02月−「本を開くと溢れる愛。カルーア・ミルクで心に休息を。」
2004年01月−「一匙のジャムは心の癒し。冬の夢へ誘うロシアン・ティーのような本」
2003年12月−「濃厚な甘さとほろ苦さ。あつあつのホットチョコレートのような本」
2003年11月−「待ち遠しいクリスマス。本の傍らには聖夜の定番・エッグノッグを」
2003年10月−「どこか懐かしい蜂蜜の味。とろりと甘いハニーカフェラテのような本」
2003年09月−「見ているだけで幸せ。華やかなハイビスカス・ティーのような本。」



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