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まっこリ〜ナのカフェボンボン
大の本好き&現役編集者の「まっこり〜ナ」さんが、Hon-Cafeで、特別連載をしてくださることになりました! 開くと幸せな気持ちになれる、ラブパワーあふれる本を、Cafeのメニューになぞらえて毎月セレクトしてくださいますよー。更新は毎月第3火曜日。どうぞお見逃しなく!
後楽園ホールの熱い夜

8月の終わりの暑い夜、後楽園ホールにプロボクシングの試合観戦に行ってきました。ボクシング観戦は今年3度目。今回は日本ウェルター級4位の斉藤幸伸丸の応援です。

北島三郎の『まつり』をBGMに登場した幸伸丸は、見るからに精悍で気合いがみなぎっていました。鋭いパンチを浴びせて相手をロープに追いつめる姿はすごい迫力で、猛獣が獲物を一気にしとめるみたい! 結果は最終ラウンドTKOで幸伸丸が勝ちました。

勝利の瞬間に立ち会うのは本当にいい気分です。応援のみんなと喜びを分かち合えるのも嬉しいし、こんなにスカッとすることってめったにない。ボルテージはますます上がり、心も熱く燃えた夜でした。

さて、今月の月替わりメニューは、メープルミルクティー。秋の空気にまじるメープルの匂いが鼻をくすぐります。辺りに夕闇が立ち込めてきたら、幻想的な夜の始まりです。

まっこリ〜ナイメージ
まっこリ〜ナ Profile

編集者。出版社勤務を経て現在フリーランス。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。趣味は草花園芸、透明な海でのスノーケリング、ヨガ。夢は沖縄に移住してマンゴーの木を植えて暮らすこと。
今月は……「夜のファンタジー。秋の匂いがするメープルミルクティーのような本」


価格:¥1,680
夢を見る力を描いた物語

くじらの歌
著者:ウーリー・オルレブ/母袋夏生 / 出版社:岩波書店


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内気な少年ミハエルと不思議な夢の力をもつ祖父とのファンタジックな物語。ミハエルが9歳のとき、年をとったおじいちゃんのそばでくらすため、一家はアメリカからイスラエルに移り住む。言葉は英語からヘブライ語へ、名前もマイケルからミハエルに。ある日を境に言葉も自分の名前も友だちもいっぺんに変わるなんて、どんなに大変なことだろう。好きなものや憧れをたくさん持っていることが、ミハエルをタフな状況から救っているのだと思う。

異文化にくらし始めたミハエルの楽しみは、エルサレムの旧市街のお屋敷にすむおじいちゃんを訪ねること。珍しい骨董品や家具があふれる家を探検し、古いレコードプレーヤーで音楽を聴いたり、一緒に家具を修理したり。ときにはふたりで町を散策することもある。ミハエルは物知りで愉快なおじいちゃんと過ごすのが大好きだった。やがてミハエルが11歳になったとき、おじいちゃんがくじらの歌を聞かせてくれる……。夢にまつわる特別な体験をとおして、ミハエルとおじいちゃんは心を通わせ合います。

国際アンデルセン賞作家のウーリー・オブレブは、ワルシャワ生まれのポーランド人。現在はエルサレムにすんでいるそうです。ペン画の挿し絵は、ストーリーにぴったりのあたたかい手触りです。表紙のくじらは夜の海にぽっかり浮かんで夢を見ているようです。


価格:¥1,890
ハロウィーンがもっと面白くなる

ハロウィーンがやってきた
著者:レイ・ブラッドベリ/伊藤典夫 / 出版社:晶文社


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子どもたちが待ちこがれるお祭りハロウィーンの日。アメリカ中西部の小さな町で、思い思いの仮装をした少年たちが、夜の風のなかを笑いながら駆け抜けて行く。彼らが目指すのは夜の闇にそびえる幽霊屋敷。13歳の少年たちにとって、ハロウィーンの幽霊屋敷ほど、心ときめくものはないのだから。

8人の少年たちは、屋敷の怪人マウンドシュラウド氏に導かれ、時をさかのぼり夜を飛び越えて旅をする。古代エジプトからギリシャ、イギリス、パリ、メキシコ。「死者の日」でもあるハロウィーンの秘密を知るために……。

レイ・ブラッドベリの描く冒険の旅は素晴らしいシーンの連続ですが、私がいちばん好きなのは、一千個ものカボチャがつるされたハロウィーン・ツリー。カボチャのなかのロウソクにいっせに灯がともる瞬間は幻想的で、物語を読み終えたあとも心に残ります。

マウンドシュラウド氏が言う。「昼と夜、夏と冬。種まき時と刈りいれ時。それらが全部ひとつになったのが、ハロウィーンだ」と。カボチャや魔女やお菓子はハロウィーンのほんの一面。こわくて不気味で美しい夜を旅してみてください。
・エスプレッソな本  「エスプレッソな本」一覧へ >>


価格:
¥1,995
女性映画監督による短編小説集

いちばんここに似合う人
著者:ミランダ・ジュライ/岸本佐知子 / 出版社:新潮社


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カンヌ国際映画祭で新人賞を受賞した女性監督、ミランダ・ジュライ。映像を撮る人が初めて書いたという小説を、オムニバス映画を見るような気持ちで読んだ。

物語の主人公たちは、かなりさえない状況にいる。孤独でさびしくて誰かのぬくもりを欲しているけれど、どうにも見当違いに思える人を求めてしまう。英国のウィリアム王子への妄想を募らせる、近所の見知らぬ男の子とふれあいを求める、昔のボーイフレンドの子どもに特別な愛情を注ぐ……。切実であればあるほど、簡単には届かない人を選んでしまうのかもしれない。

16篇のなかで、海も川も湖もプールもない土地で、老人たちに水泳を教えようとする娘の話「水泳チーム」は、とても印象的な作品。アパートで全ての泳法を教える若い娘と泳ぎを必死で習う老人たちの魂がふれあうポジティブな瞬間を感じた。フランク・オコナー国際短篇賞受賞作。

・甘いココアな本  「甘いココアな本」一覧へ >>


価格:
¥1,365
お菓子への愛を感じます

お菓子手帖
著者:長野まゆみ / 出版社:河出書房新社


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甘くてなつかしいお菓子の克明な物語。「自伝風極上スイーツ小説」とあるように、お菓子の思い出に著者自身の成長を重ねていく凝ったつくりの本だ。

昔好きだったお菓子の思い出が幾度もよみがえった。すっかり忘れていたお菓子もずいぶんあった。著者が小さいときはお土産のモンブランや泉屋のクッキーが楽しみだったけれど、中学に進むとおしゃれな輸入菓子も好きになる。お菓子の輸入が自由化された頃のことだ。スヌーピーの漫画でアメリカの子どものおやつに関心をもち、まねをしてマシュマロをあぶってみたがそんなにおいしくなかった、というエピソードがほほえましいです。

お菓子好きの甘党といっても、著者のお菓子との関わりかたはとてもつつましやか。上品で愛らしい少女の姿が浮かんでくる。

・日本茶な本  「日本茶な本」一覧へ >>


価格:
¥1,575
この本のフレーズだけで世界を旅できる

英語なんてこれだけ聴けてこれだけ言えれば世界はどこでも旅できる
著者:ロバート・ハリス / 出版社:東京書籍


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旅先で本当に役立つ、シンプルな英会話本。著者は、ラジオのナビゲーターや作家として活躍するロバート・ハリス氏。世界中を放浪し、オーストラリアにのべ16年間滞在した豊富な経験をもとに、自然で無駄のない英語のフレーズを厳選している。「この本に挙げたフレーズで、十分世界を旅することができる」というから心強いのだ。

海外旅行中、早口で聞き取れなくて困った、なんて体験ありますよね。本書はヒアリングの例文がとくに充実。実際は、空港やホテル、レストランなどでの質問は限られているから、定番のフレーズを抑えておけば大丈夫。

「これが言いたかった!」フレーズ集も役立ちそう。がんばります、とりあえず、念のため……。日本語で何気なく使う言葉も簡単なフレーズで表現できるので、どんどん活用したい。音声は無料でダウンロードできます。

以前、ラジオのJ−WAVEで、ハリスさんの番組をよく聴いていました。一度、青山の書店のカフェでお見かけしたことがあるのですが、すごいオーラのある素敵な方でした。

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2012年05月−「謎めいて。芳醇に香るヴィンテージ・ワインのような本」
2012年04月−「自然とともに。白い花のエルダーフラワー・ジュースのような本 」
2012年03月−「散歩日和。春を探しに焼きたてのマフィンをかごに詰めて」
2012年02月−「いにしえの都。若草が香る鶯もちのような本」
2012年01月−「木の話。森で味わう深煎りのコーヒーのような本」
2011年12月−「本の迷宮。エレガントなカフェ・ロマーノのような本」
2011年11月−「空を見上げて。夕焼け色のカンパリ・オレンジのような本」
2011年10月−「キュートな絵本。甘いホット・ファッジ・サンデーのときめき」
2011年09月−「日本のふるさとへ。素朴でやさしい味わいの栗もちのような本」
2011年08月−「今日もふらりと。公園のベンチに座ってソフトクリームでひと休み」
2011年07月−「永遠の夏。昼下がりのライチジュースのような本」
2011年06月−「電車日和。駅のスタンドのコーヒーが旅の始まり」
2011年05月−「かぐわしい夏。絞り立てのマンゴージュースのような本」
2011年04月−「大切な言葉。深い余韻を残すエスプレッソマキアートのような本」
2011年03月−「おみせ大好き。縁日の綿あめのようなノスタルジックな本」
2011年02月−「日本の粋。和の心あふれる桜もちのような本」
2011年01月−「見る喜びに満ちて。心浮き立つシャンパン・サングリアのような本」
2010年12月−「思いを届けて。遥かな国の便りを待ちながらクリスマス・ティーを」
2010年11月−「ラブリー・ガール。甘い夢をのせたカップケーキのような本」
2010年10月−「緑あふれる本。庭の木陰でクリームティーを楽しみながら」
2010年09月−「夜のファンタジー。秋の匂いがするメープルミルクティーのような本」
2010年08月−「少年たちの物語。甘酸っぱいミックスベリーティーのような本」
2010年07月−「見果てぬ夢。眠れない夜にのむ白ビールのような本」
2010年06月−「島のごちそう。夏の午後のパインソルベのような本」
2010年05月−「世界は広い。異国の風が香るミント・ジュレップのような本」
2010年04月−「道を極める本。傍らには気を静めるオレンジピール・ティーを」
2010年03月−「ビバ!ミュージック。泡がきらめくハイボールのような本」
2010年02月−「青春の輝き。夢がはじけるライムソーダのような本」
2010年01月−「ぼくのコレクション。フランボワーズリキュールで至福の時を」
2009年12月−「無償の愛。真っ白なスノーボールクッキーのような本」
2009年11月−「短編をよむ快楽。ビターなチョコレート・ブラウニーのような本」
2009年10月−「地図を広げて。町角でほおばるドーナツのような本」
2009年09月−「たどりつく場所。運命を占うコーヒーのような本」
2009年08月−「光と影を映す版画の世界。スパイシーなチャイのような本」
2009年07月−「大人の寓話。ノスタルジアな思い出がつまったラムネのような本」
2009年06月−「都市の風景。街の灯りを映すジン・ライムのような本」
2009年05月−「小さな島の物語。夏の喜びがつまったマーマレードのような本」
2009年04月−「旅はつづく。乾いた風に混じるチコリコーヒーの匂いを感じる本」
2009年03月−「オーラが輝く人。芳香を放つリモンチェッロのような本」
2009年02月−「Boy Meets Girlのときめき。さわやかなダイキリのような本」
2009年01月−「怖い物語。マシュマロ入りのホットココアでぬくもりを」
2008年12月−「少女の夢。ふんわり甘いマドレーヌのような本」
2008年11月−「聖夜にちなんで。幸運のお菓子ミンス・パイと心温まる本を」
2008年10月−「アメリカの風景。日曜日のチョコレートサンデーのような本」
2008年09月−「水辺の物語。水の波紋のような花茶のゆらめきとともに」
2008年08月−「和を慈しむ。日本情緒あふれるみつまめのような本」
2008年07月−「毎日が夏休み。夏の思い出の味がする、いちごのかき氷のような本」
2008年06月−「自然のインスピレーション。清々しく香るオレンジティーのような本」
2008年05月−「初夏の夜の匂い。新鮮なミントの葉が香るモヒートのような本」
2008年04月−「ファンタジックな贈り物。カフェ・コレットのように深い味わいの本」
2008年03月−「豊かなイメージの喚起。太陽の光を浴びたサン・ティーのような本」
2008年02月−「愛され続けて。バターの風味豊かでスイートなマフィンのような本」
2008年01月−「懐かしい思い出の味。カラメルソースが優しく甘いプリンのような本」
2007年12月−「極上の日本文学に酔う。豊かな芳香に満ちたカルヴァドスのような本」
2007年11月−「大切な人への贈り物に。ハートを描いたカプチーノのように心温まる本」
2007年10月−「北欧から届いた便り。フィンランドの素朴なお菓子・プッラのような本」
2007年09月−「旅心を誘われて。秋の香りを運ぶお酒、ジャック・ローズのような本」
2007年08月−「ハンモックに揺られながら読む。夏の果実のシャーベットのような本」
2007年07月−「さわやかな風に吹かれて。夏の庭で飲む葡萄ジュースのような本」
2007年06月−「もし猫と話せたら。夢溢れる空想の物語はハニーミルクのように優しい」
2007年05月−「愛の言葉の響き。サングリアのように甘く、生き生きとした詩の一節を」
2007年04月−「忘れられない愛。ハート色をしたイチゴのクリームソーダになぞらえて」
2007年03月−「春を告げるレシピ。お祝いの喜びに溢れた復活祭のお菓子のような本」
2007年02月−「昔を知る喜び。傍らには沖縄伝統の真っ白な泡のブクブクー茶を」
2007年01月−「音楽への扉が開く音。それはスパークリング・ワインのコルクの音のよう」
2006年12月−「幸せの予感に満ちて。ビターな香りを運ぶココアカプチーノのような本」
2006年11月−「冬のパリへ。ベビー・シャンパンの生まれたての泡に乾杯」
2006年10月−「叙情溢れる物語。異国的な香りたちこめるアールグレイのような本」
2006年09月−「恋愛のアフォリズム。甘酸っぱさが優しいクランベリーソーダのような本」
2006年08月−「ご馳走の歓び。幸福の味がするヴィシソワーズのような本」
2006年07月−「遠い夏。思い出は懐かしいバニラ・アイスの甘さとともに」
2006年06月−「いつも一緒に。心を優しく鎮めるラベンダー・ティーのような本」
2006年05月−「緑の木陰でひと休み。泡ガラスで冷たい麦茶をどうぞ」
2006年04月−「極上の短編の味わい。それは複雑に香るフルーツ・ティーのよう」
2006年03月−「ピュアな魂の物語。かぐわしい野生の黒すぐりの果汁のような本」
2006年02月−「花の色と香りで春を先取り。心華やぐローズヒップティーのような本」
2006年01月−「日本の良きたたずまいを思う。初春の読書に気持ちも新たにお抹茶を」
2005年12月−「冬の夜の静けさ。深い感動をコーヒー・グロッグの温かさとともに」
2005年11月−「究極の美に浸る喜び。贅沢なミモザのような本」
2005年10月−「自由気ままな旅へ。異国の地で飲む一杯のカプチーノから」
2005年09月−「季節が移ろう気配。メープルプディングで秋の深まりを感じる本を」
2005年08月−「愛と絶望の炸裂。そのきらめきは色が弾けるフルーツパンチのよう」
2005年07月−「私のパラダイス。その心地よさはカフェオレフロートの冷たい舌触り」
2005年06月−「夢と奇跡を巻き起こす。ミラクルな甘さのキャラメルラテのような本」
2005年05月−「楽園の神秘に思いを馳せる。コナコーヒーの深い香りを感じながら」
2005年04月−「果汁の一滴一滴がもたらす愛と美。濃厚なざくろジュースのような本」
2005年03月−「南風が吹き、光に包まれる季節。青空の下の読書には辛口の白ワイン」
2005年02月−「心の奥の記憶が甦る。夏の日のレモネードのような本」
2005年01月−「果実の香りは最高のアロマ。泡が輝くロゼ・シャンパンのような本」
2004年11月−「心からくつろいで。さわやかな香りを運ぶジャスミン・ティー。」
2004年10月−「豊かな人生の彩り。その独特の味わいは、桂花陳酒の香りのよう」
2004年09月−「身を焦がす情熱。カフェ・マッキャートのように濃い、人生の軌跡」
2004年08月−「甘くせつない郷愁。バナナ・ジュースのやさしい記憶に身を任せて」
2004年07月−「空と海と大地に宿る命。体を潤すグアバ・ジュースのような本」
2004年05月−「柔らかく無垢な眼差し。香り高いココナッツ・カプチーノのような本」
2004年04月−「官能的なルビー色の果肉。絞り立てのブラッドオレンジを飲みほして」
2004年02月−「本を開くと溢れる愛。カルーア・ミルクで心に休息を。」
2004年01月−「一匙のジャムは心の癒し。冬の夢へ誘うロシアン・ティーのような本」
2003年12月−「濃厚な甘さとほろ苦さ。あつあつのホットチョコレートのような本」
2003年11月−「待ち遠しいクリスマス。本の傍らには聖夜の定番・エッグノッグを」
2003年10月−「どこか懐かしい蜂蜜の味。とろりと甘いハニーカフェラテのような本」
2003年09月−「見ているだけで幸せ。華やかなハイビスカス・ティーのような本。」



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