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まっこリ〜ナのカフェボンボン
大の本好き&現役編集者の「まっこり〜ナ」さんが、Hon-Cafeで、特別連載をしてくださることになりました! 開くと幸せな気持ちになれる、ラブパワーあふれる本を、Cafeのメニューになぞらえて毎月セレクトしてくださいますよー。更新は毎月第3火曜日。どうぞお見逃しなく!
タフな映画『ザ・タウン』

ベン・アフレック監督・脚本・主演の映画『ザ・タウン』を見てきました。強盗犯罪が多発するアメリカ北東部の町を舞台に、ベン・アフレックが強盗団のリーダー、ダグ・マクレイを演じています。

息もつかせぬスリリングな展開に、身じろぎもせず見入りました。強盗を稼業に希望のない日々を生きるダグは、銀行強盗で人質にとった支店長クレアと恋に落ちます。ふたりが惹かれ合うシーンからは、荒々しさの中に秘められたダグのやさしさが静かに伝わってきます。

ベン・アフレックの演技にしびれました。人生を変えたいと願う男の目の輝き、揺らぎ、やるせなさ。大きなスクリーンで見てよかった! あの表情を見逃したくないですもの。もう一度、見にいきたいと思っています。

さて、今月の月替わりメニューは、桜もち。桜の葉から春の香りがする、季節を感じる和菓子です。日本の粋、和のこころあふれる本を選びました。


まっこリ〜ナイメージ
まっこリ〜ナ Profile

編集者。出版社勤務を経て現在フリーランス。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。趣味は草花園芸、透明な海でのスノーケリング、ヨガ。夢は沖縄に移住してマンゴーの木を植えて暮らすこと。
今月は……「日本の粋。和の心あふれる桜もちのような本」


価格:¥1,575
美しいかたちが伝えるもの

こども文様ずかん
著者:下中菜穂 / 出版社:平凡社


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日本に伝わる美しい文様。日本人はむかしから、言葉のように文様に意味をもたせ、気持ちや思いを伝えてきました。着物や手ぬぐいの渋くて可愛い文様に心惹かれますが、そのデザインの意味を知ればもっと楽しくなりますね。

本書は、数ある文様の中から四季の自然をかたどった「紋」を紹介しています。作物が豊かに実り平和なくらしができるようにとの願いを反映して、文様には季節の風物を表すものが多いのだそうです。

梅や桜には春の兆しを感じる喜び、地を潤す雷や雨の文様には豊作の祈りが込められています。電光稲妻、むかい鳩、結び蝶、かすみ満月と、ひとつひとつの文様につけられた名前も粋ですね! 四季の移り変わりに特別な思いを抱く日本人の美意識が凝縮しているようです。

日本人のくらしとともにあり、祖先から受け継がれてきた「かたち」には、さまざまな意味が込められているのです。

本の題名には“こども”とありますが、おとなだってもちろん楽しい。でもせっかくですから、こんなに面白い文化があることをたくさんの子どもたちに知ってほしいな。切り紙で遊べる「紋切り遊び」も付いてます。


価格:¥1,575
見て楽しい、読んでガッテン

イラスト・図説でよくわかる 江戸の用語辞典
著者:江戸人文研究会/善養寺ススム / 出版社:廣済堂出版


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江戸のくらしや文化がよくわかる、画期的な用語辞典。江戸の商人、上野の貸本屋・善右衛門さんが案内役となってくわしく解説してくれます。

わかりやすいイラスト解説が威力を発揮、ピンとこなかった江戸の言葉も、たちまちイメージできるようになります。「髪型の色々」の絵を見れば、身分によるちがいが一目瞭然。子どもの髪も色々です。『子連れ狼』の大五郎の髪型は芥子坊主、お煙草盆(おたばこぼん)という女の子のかわいい髪型も。頭巾や下駄、当時の乗り物のかごも多種多様です。

なにより、江戸の人々が物事を「間思考」でとらえていたということが新鮮でした。たとえば、時間を表す場合でも、ぴったり何時を指すのではなく、幅をもたせて考えていたんですね。時間はくらしの基本ですから、こういう「間」の感覚が、江戸の文化に反映されていたのでしょう。

私の好きな言葉“侠気(おとこぎ)”を引いてみますと、「下町の男の鑑となるような男伊達のことでございます。サバサバしいて、弱気を助け強きを挫く心意気で、鯔背な勇み肌を申します。また、そんな女性はお侠と申します」。

かっこいい。男伊達、お侠も引いてみようと、次々と興味が広がっていく。時代小説、時代劇、古典落語の楽しみかたに奥行きが出ること請け合いです。
・甘いココアな本  「甘いココアな本」一覧へ >>


価格:
¥550
穂村流マイルド系恋愛読本

もしもし、運命の人ですか。
著者:穂村弘 / 出版社:メディアファクトリー


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人気歌人・穂村弘の恋愛エッセイが文庫になって登場です。

恋人同士の親密さの表現に、著者は思いをめぐらせます。その多くが密室の出来事なので実態がつかみにくいけれど、木村拓哉や高倉健や織田信長はいったいどうしているのだろう。「サッカーの世界には、ファンタジスタと呼ばれるタイプの選手がいる。……いちゃいちゃ界のファンタジスタというようなひとも、どこかにいるに違いない。」と。

この独特の恋愛観、クセになります。ちょっと純なフリして鋭く分析。著者自身はファンタジスタではないそうだけど、それは謙遜かも。

ワイルド系な男性への憧れや、ガールフレンドが姉タイプばかりだったことなんかを考えると、筋金入りマイルド系かつ姉マニアな著者の姿がみえてくる……。

タイトルのように「あなたは運命の人?」って問いかけられたらどうでしょう。運命的出会いに「もしもし」はいらないよね。その微妙なズレ具合が穂村弘たる所以です。


・フレッシュジュースな本  「フレッシュジュースな本」一覧へ >>


価格:
¥1,785
おいしい味を巡り巡って180店

焼き餃子と名画座 わたしの東京 味歩き
著者:平松洋子 / 出版社:アスペクト


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エッセイストの平松洋子さんが、東京の町から町を歩き、おいしい味を紹介します。食の魅力もさることながら、ごちそうにたどりつくまでの空気がとてもいい感じで伝わってきます。今はこれしかないよね、というセンサーが敏感に働いているみたい。

ドーナッツを買いに代々木上原へ。冬の土曜日、空は晴れ、ぽっかりあいた時間には、揚げたてのドーナッツと熱々のコーヒーよりほかに似合うものはない気分。それも途中下車したくなるような町がぴたっとくるのだ。

神保町のカレーに焼きりんご、赤坂の韓国料理、四谷のお粥、銀座のハイボール。心に残る味は東京の町の記憶と分ちがたく結びついている。

食後の余韻がまたよくて、今日のごちそうさまが明日につながるのはこういうことなのだと思う。齋藤圭吾氏の写真が抜群。赤坂の老舗洋菓子店のショーケースの一枚が、私はとくに好きです。


・カフェオレな本  「カフェオレな本」一覧へ >>


価格:
¥1,470
何度も読み返したい詩集

たいせつな一日 岸田衿子詩集
著者:岸田衿子/水内喜久雄 / 出版社:理論社


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詩人で童話作家の岸田衿子さんの心にしみる詩集です。

白い花に埋まった
高原にやってくると
地球のまるみに きがつく

「移る季節」の一節です。一年のほとんどを北軽井沢の山荘でくらしているという岸田さん。山の上の清らかな自然からことばが生まれ、風や光や花の息吹が詩に宿ります。

スノードロップ、ひなげし、クルミ、山のてっぺん。
声に出してつぶやくと、心弾むことばの響き……。

山荘は家族で夏を過ごした思い出の場所でもありました。幼いときに親しみ、療養生活も送った北軽井沢にいまもくらし、山を愛することの喜びが、詩にあふれています。

岸田さんはアニメの『アルプスの少女ハイジ』や『あらいぐまラスカル』の主題歌も作詞しています。妹は女優の岸田今日子さん。「たいせつな一日」「だれも いそがない村」「りんごの木」など51篇を収録しています。


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2012年05月−「謎めいて。芳醇に香るヴィンテージ・ワインのような本」
2012年04月−「自然とともに。白い花のエルダーフラワー・ジュースのような本 」
2012年03月−「散歩日和。春を探しに焼きたてのマフィンをかごに詰めて」
2012年02月−「いにしえの都。若草が香る鶯もちのような本」
2012年01月−「木の話。森で味わう深煎りのコーヒーのような本」
2011年12月−「本の迷宮。エレガントなカフェ・ロマーノのような本」
2011年11月−「空を見上げて。夕焼け色のカンパリ・オレンジのような本」
2011年10月−「キュートな絵本。甘いホット・ファッジ・サンデーのときめき」
2011年09月−「日本のふるさとへ。素朴でやさしい味わいの栗もちのような本」
2011年08月−「今日もふらりと。公園のベンチに座ってソフトクリームでひと休み」
2011年07月−「永遠の夏。昼下がりのライチジュースのような本」
2011年06月−「電車日和。駅のスタンドのコーヒーが旅の始まり」
2011年05月−「かぐわしい夏。絞り立てのマンゴージュースのような本」
2011年04月−「大切な言葉。深い余韻を残すエスプレッソマキアートのような本」
2011年03月−「おみせ大好き。縁日の綿あめのようなノスタルジックな本」
2011年02月−「日本の粋。和の心あふれる桜もちのような本」
2011年01月−「見る喜びに満ちて。心浮き立つシャンパン・サングリアのような本」
2010年12月−「思いを届けて。遥かな国の便りを待ちながらクリスマス・ティーを」
2010年11月−「ラブリー・ガール。甘い夢をのせたカップケーキのような本」
2010年10月−「緑あふれる本。庭の木陰でクリームティーを楽しみながら」
2010年09月−「夜のファンタジー。秋の匂いがするメープルミルクティーのような本」
2010年08月−「少年たちの物語。甘酸っぱいミックスベリーティーのような本」
2010年07月−「見果てぬ夢。眠れない夜にのむ白ビールのような本」
2010年06月−「島のごちそう。夏の午後のパインソルベのような本」
2010年05月−「世界は広い。異国の風が香るミント・ジュレップのような本」
2010年04月−「道を極める本。傍らには気を静めるオレンジピール・ティーを」
2010年03月−「ビバ!ミュージック。泡がきらめくハイボールのような本」
2010年02月−「青春の輝き。夢がはじけるライムソーダのような本」
2010年01月−「ぼくのコレクション。フランボワーズリキュールで至福の時を」
2009年12月−「無償の愛。真っ白なスノーボールクッキーのような本」
2009年11月−「短編をよむ快楽。ビターなチョコレート・ブラウニーのような本」
2009年10月−「地図を広げて。町角でほおばるドーナツのような本」
2009年09月−「たどりつく場所。運命を占うコーヒーのような本」
2009年08月−「光と影を映す版画の世界。スパイシーなチャイのような本」
2009年07月−「大人の寓話。ノスタルジアな思い出がつまったラムネのような本」
2009年06月−「都市の風景。街の灯りを映すジン・ライムのような本」
2009年05月−「小さな島の物語。夏の喜びがつまったマーマレードのような本」
2009年04月−「旅はつづく。乾いた風に混じるチコリコーヒーの匂いを感じる本」
2009年03月−「オーラが輝く人。芳香を放つリモンチェッロのような本」
2009年02月−「Boy Meets Girlのときめき。さわやかなダイキリのような本」
2009年01月−「怖い物語。マシュマロ入りのホットココアでぬくもりを」
2008年12月−「少女の夢。ふんわり甘いマドレーヌのような本」
2008年11月−「聖夜にちなんで。幸運のお菓子ミンス・パイと心温まる本を」
2008年10月−「アメリカの風景。日曜日のチョコレートサンデーのような本」
2008年09月−「水辺の物語。水の波紋のような花茶のゆらめきとともに」
2008年08月−「和を慈しむ。日本情緒あふれるみつまめのような本」
2008年07月−「毎日が夏休み。夏の思い出の味がする、いちごのかき氷のような本」
2008年06月−「自然のインスピレーション。清々しく香るオレンジティーのような本」
2008年05月−「初夏の夜の匂い。新鮮なミントの葉が香るモヒートのような本」
2008年04月−「ファンタジックな贈り物。カフェ・コレットのように深い味わいの本」
2008年03月−「豊かなイメージの喚起。太陽の光を浴びたサン・ティーのような本」
2008年02月−「愛され続けて。バターの風味豊かでスイートなマフィンのような本」
2008年01月−「懐かしい思い出の味。カラメルソースが優しく甘いプリンのような本」
2007年12月−「極上の日本文学に酔う。豊かな芳香に満ちたカルヴァドスのような本」
2007年11月−「大切な人への贈り物に。ハートを描いたカプチーノのように心温まる本」
2007年10月−「北欧から届いた便り。フィンランドの素朴なお菓子・プッラのような本」
2007年09月−「旅心を誘われて。秋の香りを運ぶお酒、ジャック・ローズのような本」
2007年08月−「ハンモックに揺られながら読む。夏の果実のシャーベットのような本」
2007年07月−「さわやかな風に吹かれて。夏の庭で飲む葡萄ジュースのような本」
2007年06月−「もし猫と話せたら。夢溢れる空想の物語はハニーミルクのように優しい」
2007年05月−「愛の言葉の響き。サングリアのように甘く、生き生きとした詩の一節を」
2007年04月−「忘れられない愛。ハート色をしたイチゴのクリームソーダになぞらえて」
2007年03月−「春を告げるレシピ。お祝いの喜びに溢れた復活祭のお菓子のような本」
2007年02月−「昔を知る喜び。傍らには沖縄伝統の真っ白な泡のブクブクー茶を」
2007年01月−「音楽への扉が開く音。それはスパークリング・ワインのコルクの音のよう」
2006年12月−「幸せの予感に満ちて。ビターな香りを運ぶココアカプチーノのような本」
2006年11月−「冬のパリへ。ベビー・シャンパンの生まれたての泡に乾杯」
2006年10月−「叙情溢れる物語。異国的な香りたちこめるアールグレイのような本」
2006年09月−「恋愛のアフォリズム。甘酸っぱさが優しいクランベリーソーダのような本」
2006年08月−「ご馳走の歓び。幸福の味がするヴィシソワーズのような本」
2006年07月−「遠い夏。思い出は懐かしいバニラ・アイスの甘さとともに」
2006年06月−「いつも一緒に。心を優しく鎮めるラベンダー・ティーのような本」
2006年05月−「緑の木陰でひと休み。泡ガラスで冷たい麦茶をどうぞ」
2006年04月−「極上の短編の味わい。それは複雑に香るフルーツ・ティーのよう」
2006年03月−「ピュアな魂の物語。かぐわしい野生の黒すぐりの果汁のような本」
2006年02月−「花の色と香りで春を先取り。心華やぐローズヒップティーのような本」
2006年01月−「日本の良きたたずまいを思う。初春の読書に気持ちも新たにお抹茶を」
2005年12月−「冬の夜の静けさ。深い感動をコーヒー・グロッグの温かさとともに」
2005年11月−「究極の美に浸る喜び。贅沢なミモザのような本」
2005年10月−「自由気ままな旅へ。異国の地で飲む一杯のカプチーノから」
2005年09月−「季節が移ろう気配。メープルプディングで秋の深まりを感じる本を」
2005年08月−「愛と絶望の炸裂。そのきらめきは色が弾けるフルーツパンチのよう」
2005年07月−「私のパラダイス。その心地よさはカフェオレフロートの冷たい舌触り」
2005年06月−「夢と奇跡を巻き起こす。ミラクルな甘さのキャラメルラテのような本」
2005年05月−「楽園の神秘に思いを馳せる。コナコーヒーの深い香りを感じながら」
2005年04月−「果汁の一滴一滴がもたらす愛と美。濃厚なざくろジュースのような本」
2005年03月−「南風が吹き、光に包まれる季節。青空の下の読書には辛口の白ワイン」
2005年02月−「心の奥の記憶が甦る。夏の日のレモネードのような本」
2005年01月−「果実の香りは最高のアロマ。泡が輝くロゼ・シャンパンのような本」
2004年11月−「心からくつろいで。さわやかな香りを運ぶジャスミン・ティー。」
2004年10月−「豊かな人生の彩り。その独特の味わいは、桂花陳酒の香りのよう」
2004年09月−「身を焦がす情熱。カフェ・マッキャートのように濃い、人生の軌跡」
2004年08月−「甘くせつない郷愁。バナナ・ジュースのやさしい記憶に身を任せて」
2004年07月−「空と海と大地に宿る命。体を潤すグアバ・ジュースのような本」
2004年05月−「柔らかく無垢な眼差し。香り高いココナッツ・カプチーノのような本」
2004年04月−「官能的なルビー色の果肉。絞り立てのブラッドオレンジを飲みほして」
2004年02月−「本を開くと溢れる愛。カルーア・ミルクで心に休息を。」
2004年01月−「一匙のジャムは心の癒し。冬の夢へ誘うロシアン・ティーのような本」
2003年12月−「濃厚な甘さとほろ苦さ。あつあつのホットチョコレートのような本」
2003年11月−「待ち遠しいクリスマス。本の傍らには聖夜の定番・エッグノッグを」
2003年10月−「どこか懐かしい蜂蜜の味。とろりと甘いハニーカフェラテのような本」
2003年09月−「見ているだけで幸せ。華やかなハイビスカス・ティーのような本。」



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