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まっこリ〜ナのカフェボンボン
大の本好き&現役編集者の「まっこり〜ナ」さんが、Hon-Cafeで、特別連載をしてくださることになりました! 開くと幸せな気持ちになれる、ラブパワーあふれる本を、Cafeのメニューになぞらえて毎月セレクトしてくださいますよー。更新は毎月第3火曜日。どうぞお見逃しなく!
熱戦

今年もまた暑い夜が戻ってきました。先日、プロボクシングの試合を後楽園ホールで観戦してきました。日本ウェルター級ランキング1位の斉藤幸伸丸の応援です。

4月に行われた試合では、登場曲の『まつり』が流れていた時間より短いと感じる素早さでの、あっという間のTKO勝ちでしたが、今回は序盤から激しい戦いが繰り広げられ、8ラウンド3−0で幸伸丸の判定勝ちとなりました。大声援と熱気の中、勝負に勝ち切ることの凄みを感じる一戦でした。

会場に入るとき、たまたま外に出て来た幸伸丸さんと握手することができました! 戦う前の右手は大きくて温かかったです。この熱戦とともに夏の終わりを感じた夜でした。

さて、今月の月替わりメニューは、栗もち。おもちや求肥の中にあんこと栗を包んだ和菓子です。丸い小さな秋のお菓子は、日本のふるさとのやさしい味がします。懐かしいふるさとへ帰りたくなる本をお楽しみください。



まっこリ〜ナイメージ
まっこリ〜ナ Profile

編集者。出版社勤務を経て現在フリーランス。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。趣味は草花園芸、透明な海でのスノーケリング、ヨガ。夢は沖縄に移住してマンゴーの木を植えて暮らすこと。
今月は……「日本のふるさとへ。素朴でやさしい味わいの栗もちのような本」


価格:¥1,995
日本の風土が生んだふるさとの玩具

ふるさと玩具図鑑
著者:井上重義 / 出版社:平凡社


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日本全国に伝わる「郷土玩具」を紹介した本。著者は、長年、郷土玩具の調査と収集に取り組んでこられた、日本玩具博物館館長の井上重義氏。本書では、有名な東北のこけしや会津の赤べこ、京都の伏見人形などをはじめ、日本各地の郷土色豊かな玩具や人形を幅広く紹介しています。

ふるさとの風土や暮らしが生んだ郷土玩具。凧やこま、張り子や手まりにでんでん太鼓。紙や木、土など身近な素材で作られた手作りのおもちゃには、子どもの健やかな成長を願う気持ちが込められています。

筆でちょんちょんと描かれた動物や人形の顔は、表情豊かでてユーモラス。掌に乗せると、小さなお猿さんや犬が無心にこちらを見上げているようで愛らしく、いつまでも見飽きることがありません。

いまでは、時代の波に押されて消えてしまった玩具も多いそうです。私も少しずつ郷土玩具を集めているのですが、「後継者がなく今の代で終わってしまう」という話を聞くと残念でなりません。これからも日本のふるさとの玩具が途絶えることのないよう願っています。


価格:¥1,260
美しい焼き物の里を訪ねて

民藝のうつわをめぐる旅
出版社:エイ出版社


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民藝の器を訪ねる旅案内の本。日本の暮らしのなかで育まれてきた民藝の器。使いやすさと美しさを兼ね備えた器を求め、その本場を訪ねます。

琉球民藝の聖地・沖縄は、読谷焼(よみたんやき)の里、読谷村へ。沖縄の焼き物「やちむん」のルーツは、琉球王府時代にまでさかのぼります。長い歴史のなかで、存続の危機にさらされながらも陶工たちに受け継がれ、発展を続けてきました。南の島の独特な風土から生まれた器には、真っ青な空と深い海の色が映しこまれているようです。

そのほか、大分の小鹿田焼(おんたやき)の里、民藝の町・信州松本、鳥取の器をめぐる旅などを案内。民藝の器で料理が楽しめる店や民藝空間が広がる宿、各地の民藝館と訪れたい場所が満載で、くらくらしてしまいました。

民藝の器と洋菓子の組み合わせが新鮮です。例えば読谷焼のお皿に花の形のクッキーを盛ると、器とお菓子の両方が引き立ち華やかです。こうした手仕事の味わい深さに、“毎日使う実用品にこそ美が宿る”という民藝の精神を感じました。
・フレッシュジュースな本  「フレッシュジュースな本」一覧へ >>


価格:
¥546
あるがままの心でつづるエッセイ集

遊覧日記
著者:武田百合子 / 出版社:筑摩書房


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作家の武田百合子さんが、あちこちに遊びに出かけた話をつづったエッセイ。

百合子さんはたいてい娘の花さんと一緒に浅草や上野に出かけていく。家の茶の間の柱に「金曜日、花屋敷は休み」と貼紙がしてあるくらいだから、気合いはじゅうぶん。ヒョウ柄のコートなんか着て物見遊山でする「遊覧」は、流行りの散歩とか町歩きとは根本的に違うような気がします。

ふたりが行く先々は、かなりアクが強いところ。浅草の蚤の市の剥製屋で白熊をすすめられたり、上野の水上音楽堂で水前寺清子ショーを見たり、薮塚のヘビセンターの展示に感動したり。そういう場所で、構えたり臆することなくあるがまま、百合子さんは物事の本質をずばり見抜いて言葉にします。

いつも感じるんですが、なんかブルースです、百合子さんて。写真家の花さんのモノクロ写真も、下町遊覧の濃い空気が漂っていい雰囲気です。


・エスプレッソな本  「エスプレッソな本」一覧へ >>


価格:
¥1,470
ループする悪夢

夢みごこち
著者:フジモトマサル / 出版社:平凡社


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漫画家・イラストレーターのフジモトマサルの長編コミック。夢みごこちときくと、ふわふわと幸せな気分を連想するけれど、この作品の夢みごこちは、終わりのない悪夢。悪い夢がぐるぐるとループする。

夢の中でカモノハシとして目覚めた僕。カモノハシであることに違和感を覚えるが何にも思い出せない。どうやら僕は引きこもっていたらしい。久しぶりに外に出てみたら、素晴らしい解放感! と思ったとたんに目が覚めて、別世界の違う動物になっている……。記憶は抑圧されたまま、夢の中の夢は続いていく。

悪い夢にうなされたまま、いつまでたっても夢から覚めなかったら? シュールで居心地の悪い世界に迷い込んでそれっきり。

だけど、動物たちは威厳があって、悪夢にも動じていないようにみえる。フジモトマサルの描くカンガルーやクマは、どうしてこんなに素敵なんだろう。


・甘いココアな本  「甘いココアな本」一覧へ >>


価格:
¥1,680
北欧デザインの国のガイドブック

デザインとおとぎの国 デンマーク
著者:「地球の歩き方」編集室編 / 出版社:ダイヤモンド社


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カラフルな街並みのカバー写真をよく見ると、これ、レゴの町なんです。コペンハーゲンの街並みは色合いが明るくてキュートだから、レゴブロックで再現するのにぴったりなんですね。デンマークといえば、アンデルセンのイメージが強いけれど、レゴブロック発祥の地でもあります。

私はレゴの表紙から入りましたが、本書は北欧デザインの発信地としてのデンマークに焦点を当てたガイドブック。モダンな家具や雑貨探しの楽しみ方を中心に紹介しています。

アンティークショップめぐり、デザイン博物館、建築家のアルネ・ヤコブセンを知る旅も刺激的です。テーマパークのレゴランドへもぜひ。観光やショッピングに疲れたら、デンマークビールで乾杯、美味しいと評判の伝統料理を堪能しましょう。

水上バス観光、古城めぐり、アンデルセンゆかりの地訪問など楽しみは尽きません。あなたに合ったデンマークの旅を探してください。


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BackNumber
2012年05月−「謎めいて。芳醇に香るヴィンテージ・ワインのような本」
2012年04月−「自然とともに。白い花のエルダーフラワー・ジュースのような本 」
2012年03月−「散歩日和。春を探しに焼きたてのマフィンをかごに詰めて」
2012年02月−「いにしえの都。若草が香る鶯もちのような本」
2012年01月−「木の話。森で味わう深煎りのコーヒーのような本」
2011年12月−「本の迷宮。エレガントなカフェ・ロマーノのような本」
2011年11月−「空を見上げて。夕焼け色のカンパリ・オレンジのような本」
2011年10月−「キュートな絵本。甘いホット・ファッジ・サンデーのときめき」
2011年09月−「日本のふるさとへ。素朴でやさしい味わいの栗もちのような本」
2011年08月−「今日もふらりと。公園のベンチに座ってソフトクリームでひと休み」
2011年07月−「永遠の夏。昼下がりのライチジュースのような本」
2011年06月−「電車日和。駅のスタンドのコーヒーが旅の始まり」
2011年05月−「かぐわしい夏。絞り立てのマンゴージュースのような本」
2011年04月−「大切な言葉。深い余韻を残すエスプレッソマキアートのような本」
2011年03月−「おみせ大好き。縁日の綿あめのようなノスタルジックな本」
2011年02月−「日本の粋。和の心あふれる桜もちのような本」
2011年01月−「見る喜びに満ちて。心浮き立つシャンパン・サングリアのような本」
2010年12月−「思いを届けて。遥かな国の便りを待ちながらクリスマス・ティーを」
2010年11月−「ラブリー・ガール。甘い夢をのせたカップケーキのような本」
2010年10月−「緑あふれる本。庭の木陰でクリームティーを楽しみながら」
2010年09月−「夜のファンタジー。秋の匂いがするメープルミルクティーのような本」
2010年08月−「少年たちの物語。甘酸っぱいミックスベリーティーのような本」
2010年07月−「見果てぬ夢。眠れない夜にのむ白ビールのような本」
2010年06月−「島のごちそう。夏の午後のパインソルベのような本」
2010年05月−「世界は広い。異国の風が香るミント・ジュレップのような本」
2010年04月−「道を極める本。傍らには気を静めるオレンジピール・ティーを」
2010年03月−「ビバ!ミュージック。泡がきらめくハイボールのような本」
2010年02月−「青春の輝き。夢がはじけるライムソーダのような本」
2010年01月−「ぼくのコレクション。フランボワーズリキュールで至福の時を」
2009年12月−「無償の愛。真っ白なスノーボールクッキーのような本」
2009年11月−「短編をよむ快楽。ビターなチョコレート・ブラウニーのような本」
2009年10月−「地図を広げて。町角でほおばるドーナツのような本」
2009年09月−「たどりつく場所。運命を占うコーヒーのような本」
2009年08月−「光と影を映す版画の世界。スパイシーなチャイのような本」
2009年07月−「大人の寓話。ノスタルジアな思い出がつまったラムネのような本」
2009年06月−「都市の風景。街の灯りを映すジン・ライムのような本」
2009年05月−「小さな島の物語。夏の喜びがつまったマーマレードのような本」
2009年04月−「旅はつづく。乾いた風に混じるチコリコーヒーの匂いを感じる本」
2009年03月−「オーラが輝く人。芳香を放つリモンチェッロのような本」
2009年02月−「Boy Meets Girlのときめき。さわやかなダイキリのような本」
2009年01月−「怖い物語。マシュマロ入りのホットココアでぬくもりを」
2008年12月−「少女の夢。ふんわり甘いマドレーヌのような本」
2008年11月−「聖夜にちなんで。幸運のお菓子ミンス・パイと心温まる本を」
2008年10月−「アメリカの風景。日曜日のチョコレートサンデーのような本」
2008年09月−「水辺の物語。水の波紋のような花茶のゆらめきとともに」
2008年08月−「和を慈しむ。日本情緒あふれるみつまめのような本」
2008年07月−「毎日が夏休み。夏の思い出の味がする、いちごのかき氷のような本」
2008年06月−「自然のインスピレーション。清々しく香るオレンジティーのような本」
2008年05月−「初夏の夜の匂い。新鮮なミントの葉が香るモヒートのような本」
2008年04月−「ファンタジックな贈り物。カフェ・コレットのように深い味わいの本」
2008年03月−「豊かなイメージの喚起。太陽の光を浴びたサン・ティーのような本」
2008年02月−「愛され続けて。バターの風味豊かでスイートなマフィンのような本」
2008年01月−「懐かしい思い出の味。カラメルソースが優しく甘いプリンのような本」
2007年12月−「極上の日本文学に酔う。豊かな芳香に満ちたカルヴァドスのような本」
2007年11月−「大切な人への贈り物に。ハートを描いたカプチーノのように心温まる本」
2007年10月−「北欧から届いた便り。フィンランドの素朴なお菓子・プッラのような本」
2007年09月−「旅心を誘われて。秋の香りを運ぶお酒、ジャック・ローズのような本」
2007年08月−「ハンモックに揺られながら読む。夏の果実のシャーベットのような本」
2007年07月−「さわやかな風に吹かれて。夏の庭で飲む葡萄ジュースのような本」
2007年06月−「もし猫と話せたら。夢溢れる空想の物語はハニーミルクのように優しい」
2007年05月−「愛の言葉の響き。サングリアのように甘く、生き生きとした詩の一節を」
2007年04月−「忘れられない愛。ハート色をしたイチゴのクリームソーダになぞらえて」
2007年03月−「春を告げるレシピ。お祝いの喜びに溢れた復活祭のお菓子のような本」
2007年02月−「昔を知る喜び。傍らには沖縄伝統の真っ白な泡のブクブクー茶を」
2007年01月−「音楽への扉が開く音。それはスパークリング・ワインのコルクの音のよう」
2006年12月−「幸せの予感に満ちて。ビターな香りを運ぶココアカプチーノのような本」
2006年11月−「冬のパリへ。ベビー・シャンパンの生まれたての泡に乾杯」
2006年10月−「叙情溢れる物語。異国的な香りたちこめるアールグレイのような本」
2006年09月−「恋愛のアフォリズム。甘酸っぱさが優しいクランベリーソーダのような本」
2006年08月−「ご馳走の歓び。幸福の味がするヴィシソワーズのような本」
2006年07月−「遠い夏。思い出は懐かしいバニラ・アイスの甘さとともに」
2006年06月−「いつも一緒に。心を優しく鎮めるラベンダー・ティーのような本」
2006年05月−「緑の木陰でひと休み。泡ガラスで冷たい麦茶をどうぞ」
2006年04月−「極上の短編の味わい。それは複雑に香るフルーツ・ティーのよう」
2006年03月−「ピュアな魂の物語。かぐわしい野生の黒すぐりの果汁のような本」
2006年02月−「花の色と香りで春を先取り。心華やぐローズヒップティーのような本」
2006年01月−「日本の良きたたずまいを思う。初春の読書に気持ちも新たにお抹茶を」
2005年12月−「冬の夜の静けさ。深い感動をコーヒー・グロッグの温かさとともに」
2005年11月−「究極の美に浸る喜び。贅沢なミモザのような本」
2005年10月−「自由気ままな旅へ。異国の地で飲む一杯のカプチーノから」
2005年09月−「季節が移ろう気配。メープルプディングで秋の深まりを感じる本を」
2005年08月−「愛と絶望の炸裂。そのきらめきは色が弾けるフルーツパンチのよう」
2005年07月−「私のパラダイス。その心地よさはカフェオレフロートの冷たい舌触り」
2005年06月−「夢と奇跡を巻き起こす。ミラクルな甘さのキャラメルラテのような本」
2005年05月−「楽園の神秘に思いを馳せる。コナコーヒーの深い香りを感じながら」
2005年04月−「果汁の一滴一滴がもたらす愛と美。濃厚なざくろジュースのような本」
2005年03月−「南風が吹き、光に包まれる季節。青空の下の読書には辛口の白ワイン」
2005年02月−「心の奥の記憶が甦る。夏の日のレモネードのような本」
2005年01月−「果実の香りは最高のアロマ。泡が輝くロゼ・シャンパンのような本」
2004年11月−「心からくつろいで。さわやかな香りを運ぶジャスミン・ティー。」
2004年10月−「豊かな人生の彩り。その独特の味わいは、桂花陳酒の香りのよう」
2004年09月−「身を焦がす情熱。カフェ・マッキャートのように濃い、人生の軌跡」
2004年08月−「甘くせつない郷愁。バナナ・ジュースのやさしい記憶に身を任せて」
2004年07月−「空と海と大地に宿る命。体を潤すグアバ・ジュースのような本」
2004年05月−「柔らかく無垢な眼差し。香り高いココナッツ・カプチーノのような本」
2004年04月−「官能的なルビー色の果肉。絞り立てのブラッドオレンジを飲みほして」
2004年02月−「本を開くと溢れる愛。カルーア・ミルクで心に休息を。」
2004年01月−「一匙のジャムは心の癒し。冬の夢へ誘うロシアン・ティーのような本」
2003年12月−「濃厚な甘さとほろ苦さ。あつあつのホットチョコレートのような本」
2003年11月−「待ち遠しいクリスマス。本の傍らには聖夜の定番・エッグノッグを」
2003年10月−「どこか懐かしい蜂蜜の味。とろりと甘いハニーカフェラテのような本」
2003年09月−「見ているだけで幸せ。華やかなハイビスカス・ティーのような本。」



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