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 ■くちコミBOOKの紹介
ちゃるこ さんのおすすめBOOK

本当の友だちとは何かを教えられる本

体の贈り物

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 贈り物は、するのもされるのも難しいものです。例えば、高価なプレゼントをもらっても、贈られる歓びをまったく感じないこともあれば、落ち込んでいたときの誰かの些細な一言で、「贈り物」といえる何かを受け取ることだってあります。贈り物は、贈る側と受け取る側の、互いに相手を想う気持ちによって、はじめて成立するものなのです。

 今の世の中には、贈り物の背後にある感情なんて無視した人間関係が溢れています。インターネットや携帯電話での一方通行のコミュニケーションしかり、勝ち組、負け組など互いを比較して、利用する関係しかり。彼らは、「友だち」といっても、ただ自分を主張しあうだけ。
 汗、充足、涙、肌、飢え、動き、死、言葉、姿、希望、悼み・・・この本には、エイズ患者とホームケア・ワーカーの友情とも呼べる絆を通して、いくつもの贈り物が出てくるのです。しかし、著者であるレベッカ・ブラウンは、そこから読者が想像する過剰なドラマを廃して、淡々と出来事だけを描写していきます。
 お金でもない、権力でもない、本当に私たちの体ひとつで贈ることができる、受け取ることができる贈り物。何の見返りも求めず、その贈り物を贈りあえる関係こそが、本当の友だちであり、本当の友だちがいるということは、死の前であっても希望なのではないでしょうか。

 私たちは、死ぬまでにいくつの贈り物ができるのだろうと考えずにはいられませんでした。その贈り物の数だけ、友だちがいて、その贈り物の数だけ、希望が生まれる。そう思える本でした。

[小説・文学]
2008/03/12

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