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Hon-Cafeナビゲーター 北村 貴(きたむらたか) 】のおすすめBOOK


価格:
シンクロしてはいけない!

コンセント
著者:田口ランディ / 出版社:幻冬社


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ルームメイトが田口ランディにハマッテイル。
彼女の部屋から借りて、ちらりと読んだエッセイは、味気なく、気分を切り取っただけに見えた。だから途中で読むのをやめた。

でも、田口ランディの感受性に興味があった。

そう話したら、「コンセントを読むといいよ」と言われた。
翌日、隣の席の千ちゃんにお願いして本を貸してもらった。秀逸だった。

感受性が強い人なのだろうと思った。
自己愛が激しい人なのだろうとも思った。
他人と付き合うのが下手なんだな、とも思った。

小説を通して、書き手を妄想してしまう、そんな本だ。

兄の死を通して、自分の本質を知ることの意味に気づいてしまう主人公。
セックスを通して、男達に癒しを与え、その行為こそが自分に与えられた役割だと理解する。自分こそが、コンセントなのだと。

エロティックな部分はモチーフでしかないが、それが全てのような気もする不思議な小説だ。


時々文章の中に出てくる「こんなものとシンクロしてはいけない」という言葉が引っ掛かる。

それは、数日家をあけたときに突き刺さっている新聞紙の山から伝わってくる新聞配達係りの人の怒りだったりする。

私にも似たような体験がある。
都会に出てきてから色々なものとシンクロしながら生きている。
時々「これ以上こんなことを考えてはいけない」と思いつつも、ついついと同調し、結果、自らよからぬ答えに自分を導いてしまう。
逆に1つの新しい事を始めたら、それに同調していろいろな情報やいろいろな人が集まってくる、なんてこともある。


スピリチュアルな思いを形にした、そんな小説だ。


[小説・文学]
2003/11/04

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