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Hon-Cafeナビゲーター 菅原由美子 】のおすすめBOOK


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宿命とたたかう

睡蓮の長いまどろみ(上・下)
著者:宮本 輝 / 出版社:文春文庫


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幼くして母に捨てられた主人公が、イタリアのアッシジへ、名を明かさずに母に会いに行く場面で始まる。(私は、一度だけ行ったアッシジの風景を思い出しながら、ついうっとり読み耽ってしまった。)
母としての深い想いと、子としての葛藤が終盤においてどのように交差するのか。そして、主人公が出くわしてしまった見知らぬ女性の飛び降り自殺と、その後、その女性の名で届く手紙の謎がどのような形で解決するのか。
始めから最後まで、ミステリアスでもあり、人間愛も感じる作品。

この話の中には、「因果倶時」という言葉が何度も出てくる。「原因が生じた瞬間には結果もそこに生じている」という意味の仏教用語とのことだが、人は生まれたときからすでに運命が決まっているということなのだろうか。しかし、登場している人すべてが宿命に翻弄されているようで、実は自分でその宿命を変えようとしているようにみえる。
蓮や睡蓮の話など含め、言葉一つ一つ神秘的であるのに、話が非現実的にならないところが素晴らしい。


[小説・文学]
2003/11/17

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